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木村 藍 さん

最終更新日:2017年10月2日
森田さん(1)
プロフィール : 東京都出身 20代 Iターン 獣医師
 大学卒業後、都内の動物病院に就職。いろいろな縁が繋がり、2016年4月より大牟田市動物園に勤務しています。より多くの人へ動物のことを伝えられるように日々勉強中です。


 
  
 

Q.大牟田に来られたきっかけは何だったんですか?

  こどもの頃から、いつか動物園で働いてみたいと思っていました。獣医師の免許を取得して、3年程東京の動物病院で働いていましたが、ある時知り合いの方に「大牟田市動物園で働いてみない?」とたまたま声をかけていただいたんです。当時から大牟田市動物園の先進的な取組みは業界内では注目されていましたし、こどもの頃からの夢を叶えられるチャンスだと思いました。大牟田市動物園の園長やスタッフとお話する中で、大牟田に移住する決意をしました。

 

 

 

Q.東京と大牟田を住み比べるとどうですか?

森田さん(4)
   世間一般的には、「田舎は不便」というイメージがあるかもしれないけど、全くそんなことはないです。よく「東京で買っていたものがないとかあるんですか?」なんて聞かれることがあるんですが、そんなことはないですよ。大牟田はコンパクトなまちで、商業施設が集まっているので、必要なものはなんでも揃ってしまいます。もしなかった場合でも、今はネット販売が充実しているし、電車に乗れば博多や天神に一本で行けるので、大牟田は便利なまちだと実感しています。
 あとは、食べ物が美味しい。東京でも美味しいものは沢山ありますけど、物価が高いのでその分お金がかかりますよね。でも、九州は普通の居酒屋でも本当に美味しい食材を嗜むことができるし、何より物価が安いことが嬉しいです。東京ではあまり感じることがなかったですが、大牟田に来て豊かな生活が送れている気がします(笑)
 
 
 

Q.実際に働いてみて、イメージとのギャップはありましたか?

 ネガティブなことはなく、ポジティブな面で沢山ありました。東京で働いていた時よりも、自分の裁量でやれることが思った以上にありました。獣医師と言ってもただ動物の治療等をするだけではありません。動物園の一員として、お客様が楽しみながら学べるイベント等の企画をすることが多いんです。園長がとても理解のある人なので、なんでもチャレンジをさせてもらっています。私もそういう携わり方をしたかったので、今が本当に楽しいです。
 
 
  

Q.大牟田市動物園の魅力はなんですか?

森田さん(2)
   当園では、2つの代表的な取組みがあります。
 1つ目が、「環境エンリッチメント」です。野生動物にとって、一般的に動物園は単調で刺激のない空間になりがちですが、当園では、動物たちが心身ともに豊か(エンリッチ)に生活できるように試行錯誤をしています。運動ができる遊具や、エサの与え方を工夫していますよ。例えば、ライオンの肉探しタイムは迫力満点で、普段はなかなか見ることのできないダイナミックな動きを目の前で見ることができるので大評判の企画です。こうした取組みは動物たちにとって、運動量が増加したり、動物本来の行動を引き出すことができるため、ストレスの軽減にも繋がっています。
 2つ目が、「ハズバンダリートレーニング」です。これは、動物たちの心身的・精神的な負荷を最小限に抑え、健康管理(採血・体重測定・検温等)を行う取組みで、病気の早期発見や効率的な治療に繋がっています。動物たちの検査では、吹き矢等で麻酔をかけて行うことも多いのですが、当園においてはライオン、トラ、マンドリル、サバンナモンキーの無麻酔採血を国内で初めて成功させたことで、全国でも注目を集めています。
 これらの取組みを当園ではSNSでこまめに情報発信しています。国内ではここまでやっている動物園って意外と少ないんですよ。大牟田市動物園だからこそ出来る情報発信を心がけているので、ぜひ見てみてください♪
 
 
   

最後にどんな動物園にしていきたいですか?

森田さん(3)
   動物たちとスタッフを通して、「他者への思いやりの大切さ」を伝えることができればと思っています。当園に来てきていただけるとわかると思いますが、私たちは動物たちと日々真剣に向き合っています。対動物かもしれませんが、結局“対人間”と一緒だと思っています。そして、そんな姿をお客様にも感じ取ってもらいたい。動物園に来て改めて日頃の有り難みがわかるというか…、家に帰ったらペットをもう少し可愛がろうとか、支えてくれている周りの人たちに感謝しようとか。そういう「思いやり」を伝播することができる動物園にできたらと思います。
 



 


 

 

 

 

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