大牟田市ユネスコスクール週間の取組
大牟田市では、平成24年1月17日にすべての市立学校が一斉にユネスコスクールに加盟したことを記念して、1月17日を「大牟田市ユネスコスクールの日」と制定しています。また、1月17日を含む1週間を「大牟田市ユネスコスクール週間」として、ESDを保護者や地域の方々に広く知ってもらうために、各学校でESDの取組紹介等をしています。
1月18日、手鎌小学校において、保護者や地域の方々を紹介して「手鎌小学校 食育フェア」が開催されました。
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子ども朝市の様子 | 子ども朝市で地域の方と交流 |
はじめに、「子ども朝市」が開かれました。3年生、4年生、5年生、6年生が育てた野菜(白菜、水菜、ちんげん菜、サニーレタス、ほうれん草)がずらりと長机に並べられました。開店と同時に、地域の方々が次々と野菜を買ってくださいました。子どもたちが育てた野菜は、あっという間に完売しました。
次に、山﨑校長先生が子どもたちに「大牟田市ユネスコスクールの日」や「ユネスコスクール」について説明されました。その後、子どもたちが「子ども朝市を開こう」と題して、自分たちがこれまで学習してきたことを発表しました。
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子どもたちに「ユネスコスクール」について話をする山﨑校長先生 | 「子ども朝市を開こう」の発表の様子 |
子どもたちは、手鎌という土地は先人たちが海を開拓して農業を営んできたこと、その時代に食べられていた「黒崎串だんご」や「潟いねおどり」が今も継承されていることなどから、農業でつながる手鎌のまちづくりをしていきたいという思いを発表しました。地域の方々は、熱心に子どもたちの発表を聞いていました。
また、手鎌小学校は地域の方とともに学校で「共同農園」をしています。手鎌校区社会福祉協議会から「共同農園」の看板を寄贈していただきました。
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地域の方々 | 右から、手鎌地区社会福祉協議会会長、山﨑校長、手鎌地区まちづくり協議会会長、共同農園協力者 |
最後に、6年生が食育クイズを出題し、みんなで考えてクイズに答えました。
保護者や地域の方々は、後ろに掲示してある「食育写真館」にも熱心に見て帰られました。
手鎌小学校は、飼育しているヤギ匹を有効に活用して有機栽培、無農薬栽培で地域と共同して野菜を育てて農業体験をし、農業を通して地域の方々と交流をしています。そして、手鎌地区に残る伝統文化を継承し、地域とのつながり、かかわりを大切にしていきます。