海を通したESD~海洋教育の一環として~
6月12日(月)、天の原小5年生が、ESD(持続可能な開発のための教育)の一環として、校区内を流れる野間川の環境調査を行いました。
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野間川に入って、川にすむ生き物を調査中 | |
大牟田市教育委員会は、昨年10月に東京大学海洋アライアンス海洋教育促進研究センターと海洋教育促進拠点としての連携に関する協定を締結しました。
海洋教育は、「海を通したESD」といわれ、「海に親しむ」ことから始まり、「海を知る」ことで海への関心を高め、さらに海と人との共生のために「海を利用」しながら「海を守る」ことの大切さを学ぶものです。
三池港や有明海に近い「みなと小」「天領小」、有明海に注ぐ諏訪川の上流にある「天の原小」がモデル校となって、海洋教育を推進しています。
この日は、市役所環境保全課の職員に来てもらい、野間川に入って生き物調査や水質調査を行いました。
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川の水質調査をしています | |
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川にはヤゴや小さな魚など、多くの生き物がいました | 透視度計で上流と下流の水の透明度を見比べています |
子どもたちは、
「川の上流と下流など、場所によってすむ生き物が違うことがわかりました。」
「野間川はきれいな川ということがわかりました。このまま下流や海にいくと、水質はどうなっていくのか調べてみたいと思いました。」
「地域の方が定期的に掃除をしてくださっているから、川がきれいに保たれていると思います。自分たちもできることをしていきたいです。」
と、学習後の感想を述べました。
教育委員会では、大牟田の子どもたちが有明海に目を向け、郷土を誇りに思う心を育て、大牟田の特色を生かした海洋教育を全国に発信していきたいと考えています。