◆2017年 3月1日号 <No.1192>  
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   公共施設の計画的な維持管理、跡地の有効活用を推進しています  


 今後30年間で1766億円。何の数字か分かりますか?
 これは、市が所有する学校や市営住宅、道路などを含めた公共施設の大規模改修、更新に係る推計の費用です。市では、人口減少が進む現状を見据え、将来的な人口や財政規模に合わせて、公共施設を最適な規模で保有するように目指す必要があります。そのため、計画的な公共施設の予防保全および施設総量を減らすことを目標とした「大牟田市公共施設維持管理計画」を平成26年度に策定しました。
 今回は、主に建築物における現状や取り組みなどを紹介します。


大牟田市の公共施設の現状
 市が保有する公共施設における建物の人口1人当たり延床面積は、24年度は4・09平方メートルであり、類似団体(大牟田市と人口、産業構造が似ている団体)の平均値3・34平方メートルを23%程度上回っています。
 これは、合併した都市を除くと全国でも非常に高い数値であり、施設を多く抱えている状況です。
 また、27年度には1人当たり延床面積が4・23平方メートルと増加しています。これは延床面積が減る以上に人口減少が進んでいるためであり、施設を維持するための1人当たりの負担額が大きくなることを示しています。
 国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、52年度に本市の人口総数は約7万9000人になるとも予想されています。27年度末からさらに4万人程度減って現在の約3分の2の人口となる見込みであり、今後は人口にあった最適な規模の保有を目指す必要があります。

24年度末
延床面積 503,672平方メートル
人口(住民基本台帳) 123,109人
1人当たり延床面積 4.09平方メートル
27年度末
延床面積 501,989平方メートル
人口(住民基本台帳) 118,756人
1人当たり延床面積 4.23平方メートル

公共施設維持管理計画とは
 現在の状況が今後30年間続くと、推計で約1766億円の大規模改修、更新費用が必要であり、年平均24億円の事業費不足が想定されることから、全ての施設を保有し続けることは不可能です。しかし、施設は老朽化が進んでいて、適切な予防保全工事も必要となっています。
 そこで全市的、総合的な視点で公共施設を有効に活用し、計画的な維持管理や更新、統廃合、長寿命化などによって財政負担の平準化を図り、安心・安全で持続可能な施設経営を目指すため、大牟田市公共施設維持管理計画を策定しました。

吉野消防出張所の画像
予防保全工事を終えた吉野消防出張所

大牟田市公共施設維持管理計画

基本理念1
最適な規模を保有する

 市民ニーズや政策などを基に施設の複合化・多機能化などを図りながら、施設総量を減らしていきます。

基本理念2
安全に賢く使う

 計画的・予防的な維持改修を行い、施設の長寿命化を推進します。

基本理念3
協働による魅力ある施設づくり

 地域住民などと行政との協働による取り組みを進めます。

二つの目標

目標(1)【建築物】

施設総量(延床面積)を20%縮減する

目標(2)【インフラ※】

施設規模の縮小と長寿命化の推進
※道路や橋梁、上・下水道など、生活の基盤となるもの


大牟田市が取り組んでいる公共施設跡地等の有効活用の事例を紹介します

 市では、大牟田市公共施設維持管理計画の基本理念と目標を踏まえ、新設や更新、廃止等の方針および施設別の方針を定めて、取り組みを進めています。
 用途を廃止した公共施設については、民間への売却を含めて有効活用を検討しています。

○建築物の有効活用
 旧三里小学校の校舎がサービス付き高齢者向け住宅として、市の旧車両整備工場が民間の車両整備工場として利用されるなどしています。

サービス付高齢者向け住宅の画像
サービス付高齢者向け住宅(旧三里小学校)
民間車両整備工場の画像
民間車両整備工場(旧大牟田市車両整備工場)

○土地の有効活用
 建築物としての活用が見込めない場合は更地とし、民間の福祉施設の建設や宅地分譲が行われるなどしています。

宅地分譲の画像
宅地分譲(旧諏訪小学校跡)
福祉施設等の画像
福祉施設等(旧南橘市営住宅跡)


今後の計画の進め方について
 今後も公共施設維持管理計画の理念や目標に基づき、施設総量(延床面積)の20%縮減を目指すとともに、必要な施設についてはできる限り大切に長く使うという発想に立ち、計画的・予防的な維持改修を行い、長寿命化を推進します。
 また、計画の具体的な取り組みを進めるに当たっては、計画の基本方針に基づき「施設の新設は原則行わない」「行政機能の維持や防災上の観点から優先度の低い施設は統廃合を基本とする」「耐用年数を過ぎた建物は使用を廃止して処分、売却を進める」などとしています。
 今後は市民の皆さんの意見などを踏まえ、理解を図りながら事業を進めていきます。

◆公共施設の現状と課題、適正な維持管理などに向けての考え方をまとめた「大牟田市公共施設維持管理計画」は市ホームページからダウンロードできます。
 計画は本編と資料編の2編で構成されています。

■問合せ 公共施設マネジメント推進課(電話41-2557)

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