1月25日(金)、「海洋教育こどもサミット2019 in おおむた ~海洋教育パイオニアスクールプログラム成果報告会~」が大牟田文化会館で開催されました。大牟田市の海洋教育推進校である、みなと小、天領小、天の原小の6年生と佐賀県唐津市立大志小学校・佐賀県玄海みらい学園・鹿児島県南さつま市立坊津学園の5年生、約200名の児童が集まりました。これらの6校は、日本財団・東京海洋アライアンス海洋教育促進研究センター・笹川平和財団海洋政策研究所が主催する「海洋教育パイオニアスクールプログラム」の参加校で、海をとおしたESDに取り組んでいます。
まず、はじめに全体会で、各学校の紹介がありました。
その後、フロアポスターセッションでは、各学校がこれまで取り組んできた学習の成果を発表しました。
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フロアポスターセッション |
〇みなと小:「有明海・三池港の魅力を発信しよう」
ミニ三池港フェスティバルで三池港の「閘門」の模型をつくってわかりやすく説明したり俳句を作ったりして、三池港の魅力を伝え
たことの発表でした。
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みなと小ポスターセッション | みなと小作成「有明海グッズ」 |
〇天領小:「海と人を通して見えた大牟田のまち」
地域や市の職員などへのインタビューから課題を発見し、海をとおした実現可能な具体策でまちづくりを提案しました。
天領小のポスターセッションの様子
〇天の原小:「森・川・海のつながりから環境問題を考えよう」
海から離れた学校ですが、森・川・海をつないだ海洋教育に取
り組んでおり、地球温暖化についての学習の成果を発表しました
。
天の原小のポスターセッションの様子
〇唐津市立大志小:「TieSea(たいっしー)
~世界につながる唐津の海~」
まず海を知るために生き物調査をし、今と昔を比べ、そして未
来を考える。時のつながりを考え、季節ごとのゴミの量やどこか
ら来たのかを調べ、世界とつながっていることを学習したことを
発表しました。
大志小のポスターセッション
〇玄海みらい学園:「Gen Gen プロジェクト(玄海町を元気にするプロジェクト)」
『学びの航海図』で9年間の学習計画に基づいて、地域の特産物等を生かしたプロジェクトに取り組み、命のつながりや防災・減災
の学習も行っていることを発表しました。
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玄海みらい学園のポスターセッション | 地域の宝である「棚田」で作ったもち米 |
〇坊津学園:「魅力あふれる坊津の海~生まれて育てる豊かな海~」
漁業の盛んな地域の特徴をいかし、子どもたちが特産物をブランド化し、地域の発展に向けて取り組んだことを発表しました。
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坊津学園のポスターセッション | 車エビの説明では、支持棒の先に車エビが! |
どの学校も、これまでの学習をしっかりとまとめ自分たちの言葉で自分たちの思いを伝えていました。質問もあったり、互いに交流することもできていました。
参加した6校のこどもたちの海を通した深いつながりを感じました。