もともと、就職活動している時から、九州内で仕事をしたかったんです。大学で所属していた野球部の監督の紹介もあり、九州のどこかに配属になるからって話で大手飲料メーカーに就職したんですけど、東京勤務だったんです。それでも、いつかは九州に戻れると思って、毎年、異動希望を出していたけれど、通らなかったので、もったいないなという気持ちもありましたけど、福岡に帰れないなら意味がないと思って、思い切ってやめて帰ってきました。
その後、福岡県内で仕事を探していて、2015年1月の企業合同面談会でご縁があって、オギハラ食品株式会社に就職しました。
『周りの人間関係』かな。ずーっと連絡を取ってなかった後輩なんかが、どこかから自分が帰ってきていることを聞きつけて、「先輩、一緒に野球しましょうよ。」とか「飲みに行きましょうよ。」とか誘ってくれて・・・。それが一人だったり、二人だったり、ものすごくありがたいなって感じてます。昔から、大牟田にいた同級生とか先輩・後輩とか、良い人ばかりだなって一番感じたところですね。そして、新しい出会い・繋がりがとても多くて本当に周りの方々に感謝しています。
自分は今、大牟田市の軟式野球連盟に属している野球チームに入っているんです。企業チームではなく野球が好きな人たちの集まりです。大牟田出身者がほとんどで、やっぱり、大牟田のチームでやりたいって気持ちが強いんです。また、野球チームが続くのは、監督の人望やチームの人間関係のおかげもありますね。
大牟田に帰って来ようと思った時に一番不安なことは、仕事です。賃金体系を見た時に、東京と比べて、差があるから、ぱっと見た時にこれで生活して行けるのかなっていうのが正直なところです。そういうところに企業や市からの支援があれば、Uターンの後押しになると思います。
今年度から35歳未満の人を対象にした3年間の住宅補助制度(UIJターン若者就職奨励金制度※)が運用されているそうですが、地元を離れてまた転職して帰ってくることを考えるのは30歳くらいが目処だと思うので、年齢設定はいいのかなと思っています。ただ、もっと早く制度があったら・・・(笑)。
これからは、大牟田の企業が人材確保って意味でも、もっと仕事のやりがいとか、企業の魅力をうまくアピールしていく必要があると思います。
※ UIJターン若者就職奨励金制度・・・大牟田市外に居住していた若者がUIJターンで、大牟田市内の中小企業等に就職し、賃貸住宅へ居住する場合に、奨励金を交付する制度を平成28年9月から開始。
詳細は、UIJターン若者就職奨励金制度をご覧ください。