エレベーターの所有者・管理者の皆様へ
平成30年6月18日に発生した大阪府北部を震源とする地震により、多数のエレベーターにおいて閉じ込めが発生しました。エレベーターの戸開走行保護装置や地震時管制運転装置については平成21年9月28日よりその設置が義務付けられています。それ以前の同装置が未設置のエレベーターについては既存不適格といい、法律違反ではありませんが、エレベーターでの戸開走行の事故や閉じ込めを防止するには、戸開走行保護装置や地震時管制運転装置の設置が有効となりますのでエレベータの安全性を確保するために、定期点検の確実な実施とともに、同装置の設置のご検討をお願いいたします。
戸開走行保護装置とは
エレベーターの駆動装置や制御器に故障が生じ、かご及び昇降路のすべての出入り口の戸が閉じる前にかごが昇降したときなどに自動的にかごを制止する安全装置をいいます。
地震時管制運転装置とは
エレベーターについて、地震時の加速度を検知して、自動的にかごを最寄階に停止させ、かつ、当該かごの出入り口の戸及び昇降路の出入り口の戸を開くことなどができることとする装置をいいます。