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市立中学校の制服について

最終更新日:
  

寄せられた市民のこえ

 

ご意見・ご提案

大牟田市内の中学校(大牟田市立)の制服は、学校によって指定されており金額に 差があります。女子の制服においては学校によって4,000円程度の差があります 。(実際にカタログ等で調べました。)金額の大小が問題ではなく、同じ大牟田市立 の中学校に通うのに差が生じることに疑問を感じますし、不公平さも感じます。デザ イン等が違うのは承知しておりますが、なぜ、金額を統一されないのでしょうか。 ちらは住んでいる校区により通学する中学校を指定され、基本的にはその中学校に通 うことになります。にも関わらず、制服やその他の備品等を細かく指定され、選択の 余地はありません。さらに言えば、男子の制服と女子の制服でも価格差がありますし 、そもそもジェンダーレスの観点から言うと、男子と女子と制服を分けることにも問 題があるかと思います。小学校においては、男子だから「○○くん」、女子だから「 ○○ちゃん」と呼ぶのではなく、男女関係なく「○○さん」と呼ぶように指導されて おります。その点においても、男子制服(主にスラックス)、女子制服(主にスカー ト)と区別することは望ましくないのではないでしょうか。 そこで下記の通り質問及び問題提起をさせていただきます。
・金額が異なる理由を教えてください。
・制服を決める際、金額に差が出ることについて検討されたのかどうか。
・制服を決める際、金額の差について誰も疑問に感じなかったのか。
・現在、実際に金額が異なりますが、市としてそのことに問題意識があるのかないの か。
・問題意識があるのなら今後具体的にどうするのか。
・問題意識がないのであれば、早急に検討していただきたい。(明らかに不公平です 。平等ではない。)
・ジェンダーレスの観点から、今後の制服の在り方をどのように考えられていますか。
・制服が必要な明確な理由を教えて下さい。(私的には私服でも良いと思っています 。個人を尊重する意味で。)


 
(令和4年2月受付)
 
 

お答えします

大牟田市内の中学校の制服について、宅峰中学校の制服決定までの経緯を例示しますと、 三中学校(延命中、右京中、船津中)の再編に伴って、再編の2年前に学校再編協議会(各校区小・中学校学校代表・PTA代表、地域代表 計30名)が設置されます。それに併せて再編校制服等検討委員会(以下、「検討委員会」という。)が設置され、各校区小・中学校PTAから12名の保護者代表、三中学校から15名の教員代表が選出されました。
検討委員会において、校区内の小学校4年生から中学1年生の保護者に、「新制服に係るアンケート調査」が行われ、そのアンケート結果を基に、「新制服の基本コンセプト」「デザイン応募に係る条件」「一般的に公立中学校制服にふさわしく、かつ、今後、保護者が購入するのに適切な価格」「制服製造・販売等に係る参加条件」を決定しました。
この決定事項を基に、制服販売店に説明し、制服の試作品の作成依頼を行いました。各販売店から出された試作品について、検討委員会において議論を重ね、どの試作品を基本とするか決定し、その試作品に対して改善要望を行い、その中で、デザイン、素材や機能性、制服の値段についても考慮して、最終の制服規格を決定しました。そして、その内容を学校再編協議会に報告しています。したがって、制服についての最終決定は、学校再編協議会によって行われたところです。
制服の金額については、4つの販売店がデザインは同一で、素材や機能性を考えて作成するため、各販売店が決定し、各販売店で金額が違います。同じ中学校においても販売店によって一万円の差があるところもあります。機能性や値段を考慮してどの販売店の制服を買うかは保護者が選択することになっており、このことは検討委員会及び本市においても認識しております。
現状においては、再編校である宅峰中学校や宮原中学校の制服が、デザインが学校固有であり、ブレザーを採用している関係で周辺の学校の制服に比べて値段が高い状況になっています。
金額の差が出ることを疑問に思われたということは、制服についての説明が不足しておりましたので、今後、制服の素材や機能性により、金額の差が生じていることを保護者や生徒に対し、販売店と連携し、丁寧に説明してまいります。
制服については、様々な意見がありますが、全国的に行われた制服に関するアンケートによれば、「毎日の服装に悩まなくていい」、「学生らしく見える」「経済的である(私服を沢山買わなくていい)」、「服装による個人差がでなくていい(平等である)」、「気持ちの切り替えができ、仲間意識ができる」、「制服を着ると気持ちが引き締まる」、「統一感があり、一体感が生まれる」との理由から、九州においては、「制服があった方がよい」「どちらかと言えばあったほうがよい」と90%以上の人が答えているという結果があります。(2019年7月実施 制服会社全校調査)
また、学校においても、「制服には、伝統や特徴があり、校風が反映されたもの」という考えもあるようです。これらのことにより、本市においても制服は必要であると考えます。
ご指摘のとおり、大牟田市においても、性の多様性の観点から、ジェンダーレスを考慮し、男女共通制服や女子生徒のスラックス導入や選択の自由、市内統一デザインなどのご意見をいただいており、それらに対して、課題意識をもっております。また、現在、大牟田市中学校校長会においても議論をされているところです。
今後、大牟田市では、平成元年11月に策定された、「大牟田市立学校適正規模・適正配置計画第2期実施計画」に基づき、令和7年度と令和9年度に中学校再編を実施します。各学校の検討委員会が令和5年度に設置されるため、令和4年度には、大牟田市中学校校長会、教頭会、生徒指導部会、教育委員会事務局で組織する大牟田市中学校制服検討委員会を立ち上げることを決定しています。
この大牟田市中学校制服検討委員会において、中学校の制服についての課題点について議論し、生徒や保護者、地域など、様々な立場の方から広く意見を聞き、大牟田市全体の中学校の制服についての方向性を示し、各学校の検討委員会で議論していただく内容についても示していきたいと考えております。その際、この度の貴重なご意見も参考にさせていただきたいと考えております。


(令和4年2月 指導室回答 TEL:0944-41-2861)
 
 
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