いざという時に備えて、今、つけておきたい力
平成7年より大牟田市内の全中学校において、3年生もしくは2年生を対象に普通救命講習が行われています。この講習は、応急手当てに関する正しい知識と技術の普及を行い、救命率の向上を図ることを目的とするもので、1世帯に1名は応急手当のできる方の育成を目指した取り組みの一つです。また、生徒の「命の尊さ」に対する意識の向上を図ることを目的としています。
6月27日(月)は、歴木中学校の3年生を対象に行われました。講師として、大牟田市消防本部警防課の方9名と、消防団の方3名がお見えになりました。
事前に生徒たちは、WEB講習を受けており本日はその実技講習でした。全員が心肺蘇生のための胸骨圧迫とAEDの操作ができるようになるというゴールに向かってグループ毎、真剣に取り組みました。
この研修で自分ができるようになったことを、いざという時に実践すれば、目の前の相手の生存率が高くなります。「できなかったことを悔やまぬよう、勇気をもって行動してほしい」という大牟田市消防本部 中嶋さんの言葉が印象的でした。
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はじめに、大牟田市消防本部警防課の中嶋さんが本日の講習について話をされました。 | 「だれか、来てください!」 「あなたは、119番通報をしてください!」「あなたは、AED持ってきてください!」 | お二人の「展示」を見て、体育館に緊迫感が漂いました。 |
手順1 反応の確認と119番通報/AEDの要請
手順2 呼吸の確認と胸骨圧迫
手順3 AEDを用いた電気ショック
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それぞれのグループで「行動を起こすことを恐れない」ために時間いっぱい取り組みました。 | 生徒代表が「救急車が到着するまでに、この講習を生かして、自分ができることをがんばりたいです。」と力強く語っていました。 | 本日いただいた資料2部と、人工呼吸時の感染予防補助具です。 |