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地球の活動をさぐるウォーク (大牟田文化財ウォーク)を開催しました

最終更新日:2009年11月13日

化石層や石炭層を含む古第三紀の地層を専門家の解説を受けながら訪ね歩きました。

受付

平成21年11月7日(土曜日)に、ウオーキングを実施しました。受付は午前9時30分から。スタートは午前10時です。
受付場所付近

当日は空の青がとても印象的でした。
そよ風に乗って、木々の葉が、はらはらと舞い落ちています。秋は深まり、季節は少しずつ冬に向かっているようです。
講師の古藤先生

今回は解説・案内を行う講師を、本市の文化財保護審議会委員である、白光中の古藤先生にお願いしました。
ウオーキングを開始

さっそくウオーキング開始です。

始新世動物群化石

ノジュールについて説明勝立化石層は、日本や東アジアで代表的な始新世動物群を産出し、ほかの地域と対比して年代を調べたり、環境を推定する指標として着目されています。地層は新生代古第三紀の始新世中期と呼ばれる、今からおよそ5000万〜3800万年前の年代のもので、二枚貝や巻貝、魚類など80種類以上の化石が含まれ、始新世動物群化石として貴重な文化財です。

最初に、先生から「ノジュール」について説明を受けました。ノジュールは、化石や砂粒を核として、岩石中の珪酸や炭酸塩などが濃集沈殿しながら固まってできたものです。卵のような形をしていて、割ると、中から100個に2個位の割合で、化石が出てくるそうです。
さっそくノジュール探しを開始

ノジュール探しを開始です。ノジュールがたくさんある場所へ下りていきます。遠くに勝立のまちが広がっています。
ノジュール探し

化石採掘用の小さなハンマーを使って、ノジュールを探していきます。
ノジュールを割ってみる

ノジュールは、うずらの卵大から 人の握りこぶしの大きさまで さまざまです。
探し見つけたノジュールを割ってみます。
貝の化石が見つかった

大きなノジュールの中から、貝の化石が見つかりました! 参加者から歓声があがりました。

古藤先生から、化石を見つけたときの記録の仕方を教えてもらいました。

化石が見つかって、みんな大盛り上がり。ノジュール探しに熱中し、予定時間を大幅に過ぎてしまいました。化石探しはもう1箇所あります。そこへ向けて移動します。
公園で小休止

途中、公園で小休止をしました。
化石探し

化石探しは、宝物探しのようです。
ここでもみんな夢中になっていました。

三池往還

三池往還江戸時代の全国の主要街道には、幕府の道中奉行管轄の五街道と、主に諸藩が管理する脇往還があります。三池往還はこの脇往還の一つであり、熊本県玉名市と福岡県柳川市を結んだ主要幹線道路で、そのルートについては諸説あります。三池往還沿いには、江戸時代を中心とした歴史的遺産が多く残っており、肥後と筑後との国境にある関川(諏訪川)に架けられた岩本眼鏡橋(熊本県指定文化財)や、三池藩陣屋跡(現三池小学校)、三池の古い町並みなどに往時がしのばれます。

落ち葉を踏みしめて歩いていきます。木陰に入るとひんやりとして気持ちがいいです。図らずも森林浴ができました。

米ノ山断層及び石炭層の露頭

石炭層の露頭三池往還を歩いている途中に、石炭層が露出しているところがありました。

大牟田市の地質系統は、北縁に分布する古生代の筑後変成岩類(泥質片岩主体)および市の東部に分布する花崗閃緑岩(玉名花崗岩)などを基盤とし、これを覆う形で古第三紀の堆積岩が概ね南ないし南西方に緩やかな傾斜を伴って広く分布しています。
上部から見ていくと、おおむね、沖積層、凝灰岩、洪積層、古第三紀層、花崗岩、変成岩などの地層や岩石からできています。三池炭鉱で採掘していた三池炭田の石炭層を含む層は、古第三紀層という地層で、万田層群(四ツ山層・勝立層)と、大牟田層群(七浦層・稲荷層・米ノ山層)と、赤崎層群のうちの銀水層から出てきます。
「燃ゆる石」の発見伝説によると、三池炭田の起源は、文明元(1469)年稲荷村(現在の大浦町付近)の農夫伝治左衛門が、稲荷山に薪を取りに行き、たき火をしているうちに、そばの黒い石に火が燃え移ったこととされています。この出来事は、石炭層露頭部で起こったのでしょう。大牟田市勝立・櫟野地区で見られる石炭層の露頭は、明治以降の近代化、また戦後の復興を大いに支えた貴重なエネルギー資源である石炭の歴史を後世に末永く語り継ぐ上で、重要な自然現象です。
米の山断層焼石山公園は、頂上からは三池山など市域の南部を一望できる公園で、米ノ山から櫟野を経て荒尾市府本方面に走る「米ノ山断層」の直上に位置しているため、この直立した断層面や石炭層の露頭が同時に、かつ常時観察できる極めて希な場所です。地球の活動や歴史を示すこれらの露頭は、地質学的に多大な価値を持ち、現象が理解しやすいといった意味では、教科書的なものに位置づけられます。
米の山断層

皆さん熱心に質問をされていました。

あなたも参加しませんか、文化財ウオーク。文化・スポーツ課では、市内の文化財を訪ね歩くウオーキングを毎年企画・実施しています。

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お問い合わせは

企画総務部 世界遺産・文化財室
〒836-8666
福岡県大牟田市有明町2丁目3番地(大牟田市庁舎4階)
電話:0944-41-2515
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