大牟田市一般会計決算の推移
大牟田市は、昭和39年から昭和44年までの間、「地方財政再建促進特別措置法」の規定を準用し、財政再建準用団体として国の監督・指導のもと財政再建を行った経緯があります。再建後の数年間は黒字決算でしたが、昭和47年度からは再び赤字決算が続きました。バブル景気の影響を受けた昭和62年度から平成8年度までは黒字決算が続いていましたが、バブル景気の終焉と本市の基幹産業であった三池炭鉱の閉山の影響により平成9年度に赤字決算となり、その後は平成11年度と平成12年度を除いて、平成21年度まで赤字決算が続くという状況でした。平成22年度以降は黒字決算が続いていますが、今後においては、高齢化の影響による社会保障費の増加や老朽化している公共施設の維持管理費の増加など厳しい財政状況が想定されるため、引き続き財政健全化を図っていく必要があります。
※地方公共団体の決算とは、通常、実質収支のことを指し、累積の収支額を表しています。前年度の実質収支額に当該年度の単年度収支額を加えたものが、当該年度の実質収支額になります。