荒尾干潟で海を教材としたESD
海洋教育は、「海と共に生きる」こと(海との共生)を基本理念とする初等・中等教育段階における海洋に関する教育を指すもので、「海を教材としたESD」とも言われています。
大牟田市では、平成29年度からみなと小、天領小、天の原小、駛馬小(駛馬小は令和2年度から)と協働して展開するカリキュラムに基づいた海洋教育を推進しています。
天領小学校では5月27日(金)、「世界遺産三池港と有明海を学ぶ会」のネイチャーガイド、柿川さんと松永さんを招き、3年生が荒尾干潟で生き物の観察を行いました。干潟を自由に歩き回り、様々な生き物に出会う度に子どもたちは歓声を上げていました。干潟に初めて入った子どもたちも多く、泥まみれになりながら生き生きと活動することができました。これから、海に棲む生き物のことについて、さらに調べを進めていきたいという意欲をもったようです。
子どもたちの安全を守るため、保護者や地域の方も見守りに来てくださいました。ご協力ありがとうございました。
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干潟を歩くのは初めてという子どもたちが多かったです。潮が引いたばかりの干潟には、生き物がたくさんいました。「見て!カニがいる!」「ヤドカリだ!」興奮した子どもたちの声が響きました。 | 天気がよく、遠くは雲仙普賢岳まではっきりと見えました。「どこまでも歩いて行けそうな気がする。」と言いながら子どもたちは生き物を追って進んで行きました。 |
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見つけた生き物を集め、みんなで観察しました。このグループは、ネイチャーガイド松永さんから生き物の名前や特徴について説明を受けました。 | このグループは、ネイチャーガイド柿川さんから説明を受けました。話が終わると子どもたちは惜しみながら、生き物を海に戻しました。干潟と海に棲む生き物たちの感触。忘れられない思い出になったことでしょう。 |