40年以上続いている大牟田市環境部環境業務課の取組を紹介します!
大牟田市環境部環境業務課の皆さまには、毎年この時期に学校を訪問し、環境学習を実施していただいています。これは、大牟田市内全小学校の4年生と大牟田特別支援学校の中学部の生徒が、社会科で学習するごみやし尿の処理について、環境業務課の職員から紙芝居や分別パネルを使って分かりやすく説明を受ける、児童生徒参加型の環境学習です。この学習が始まった当初、8校程度の申込みしかありませんでしたが、次第に希望する学校が増え、現在のように市内の全小学校、特別支援学校で実施されるようになったそうです。何と、今年で44回目となる、歴史ある取組です。
5月末から本格的に始まる施設見学を前に、4月中旬以降、環境業務課の計画担当が日程の割り振りを行い、市内全体で計画的に進められています。
5月17日(水)、白川小学校に環境業務課の各部署から5名の職員の方がお見えになり、まず、大型紙芝居を読んでいただきました。年季が入った大きな木枠の中には、時代を感じさせるキャラクターが登場する紙芝居が入っており、見ている子どもたちの目は輝いていました。時代に合わせ、内容を更新しながら子どもたちに提示していただいています。担任の先生も主人公の一人として台詞を読む等、様々な工夫がなされていました。ここで子どもたちは、大牟田市のごみやし尿の処理の仕組みについて学習し、その後、家庭排水で川の水を汚さないことやごみを減らすための3R、食品ロスについて自分たちにできることを考えました。
後半は、ごみ分別クイズで、子どもたちは二人一組になり、ごみや資源物が描かれたカードがどの出し方に当てはまるかを予想しました。その後の答え合わせでは、自分の予想に対して一喜一憂する姿が見られました。「家に帰って、おうちの人に教えてくださいね。」という職員の方の言葉どおり、子どもたちは、新しく知ったことや学んだことを家族に報告してくれると思います。
今後、子どもたちは社会科や総合的な学習の時間を通して学習を深め、実際に社会科見学で施設を訪れたり、環境ポスター等に取り組んだりすることで、子どもたちの環境に対する意識が高まることと思います。一人一人が自分にできることを考え、美しい環境を次の世代につないでいきましょう。