スプレー缶の事故に注意しましょう!
殺虫剤、ヘアスプレー、消臭剤など、スプレー缶製品は日常生活のさまざまなところで使用されている商品です。
スプレー缶に充填されている噴射ガスの多くには、LPガスやジメチルエーテルなどの可燃性ガスが使用されています。
平成30年12月の札幌市、令和元年7月の大阪府高槻市、そして、先日(令和2年8月19日)広島県福山市でスプレー缶のガスによる爆発火災事故は記憶に新しいところですが、改めてスプレー缶の正しい取り扱い方法を確認し、事故を未然に防ぎましょう。
スプレー缶を使用する際には以下の点に注意しましょう。
▼火気のある場所の近くでは使用しない
可燃性ガスを含むスプレー缶を火気のある場所の近くで使用すると、ガスに引火して急激に燃え広がるおそれがあるため危険です。「使用上の注意」や「警告表示」に従って、火気のある場所の近くでは使用しないでください。
▼使用時や使用後は十分に換気を行う
可燃性ガスを含むスプレー缶の使用時はガスが滞留しないように気を付けてください。換気が終わるまでは、ライターや火花が発生する機器(ガスこんろ、換気扇、掃除機など)を使用しないでください。
▼暖房器具の近くや直射日光が当たる場所など、高温になる場所に スプレー缶を置かない
ファンヒーターなどの暖房器具の近くにスプレー缶を置かないでください。缶が熱せられると、内部のガスが膨張して内圧が上がり、缶が破裂するおそれがあります。
▼最後まで中身を出し切ってから廃棄する
スプレー缶を捨てるときは、屋外の風通しのよい場所で、スプレーボタンを押すなどして、中身を出し切ってください。
スプレー缶に中身が残っている状態で穴を開けると漏れ出た可燃性ガスに引火するおそれがあります。
なお、大牟田市では、穴をあけず中身を出し切ってから「スプレー缶」としてリサイクルに出すようにお願いします。