貯水槽水道とは?
水道水を溜める水槽が設置されている建物があります。
建物によっては、水道管から送られてきた水をいったん溜める水槽が設置されている場合があります。最初に水を溜める水槽を受水槽、高所に設置される水槽を高置水槽と言い、これらを総称して貯水槽と呼びます。この、貯水槽を用いて水を供給するシステムが、貯水槽水道です。
貯水槽の仕組み
貯水槽は下図のような仕組みになっています。
下の図は、貯水槽の一つである受水槽と、それに付随する設備を示したものです。貯水槽水道では、各家庭へ送られる水はこの貯水槽を経由するため、貯水槽の汚染は「水の濁り」や「味・臭いの異常」の要因となる場合があります。
貯水槽水道の管理
貯水槽水道の管理責任は設置者にあります。
貯水槽水道において、受水槽以降の水や設備の管理は、設置者の責任となります。平成16年4月の水道法の改正に伴い、小規模貯水槽水道を含めた全ての貯水槽水道について、「管理責任が設置者にある」ことが明確にされました。但し、簡易専用水道と小規模貯水槽水道では、下図のように、求められる管理水準が異なります。
安全な水を安心してお使いいただくため、設置者の方は貯水槽水道の適正管理を行ってください。