熊本地震の教訓 最終更新日:2021年6月7日 印刷 熊本地震の教訓 ~あなたの家は大丈夫ですか?~ 平成28年4月に発生した熊本地震により、数多くの建築物が被害を受けました。 これまでの分析によって被害原因が特定されてきています。 これからでもできる耐震対策のポイントをまとめましたので、ご活用ください。 木造建築物被害 旧耐震基準(昭和56年以前に建築されたもの)については、新耐震基準や現行基準のものに比較して被害を受ける可能性が非常に高くなっています。旧耐震基準で建築されたものは、耐震診断及び耐震補強を行うことが重要です。 また、耐震等級3(通常の1.5倍の耐震強度)の住宅は無被害又は軽微な被害であったことから、基準以上で余裕のある設計とすることが重要です。 ブロック塀被害 熊本地震では数多くのブロック塀が倒壊し、死者が出ています。地震時に大きな被害が生じているのは、施工不良や経年劣化によるものと考えられます。不適切なブロック塀が倒れて人の命を奪うことになれば、所有者として責任を問われる可能性があります。 適切な補強や改修を行うことが重要です。 よう壁被害 熊本地震では敷地を支えるよう壁が倒壊しています。特に石積のよう壁は倒壊した事例が多く、よう壁に近接した建築物の被害が拡大しています。よう壁の構造を鉄筋コンクリート製にするなど、より耐震性のある構造とすることが必要です。 ※「熊本地震における建築物建築物被害の原因分析を行う委員会報告書」(国土技術政策総合研究所) ( http://www.kenken.go.jp/japanese/contents/topics/2016/index.html)を加工して作成 熊本地震の教訓 リーフレット 自己診断簡易チェックシートが付いています。 ご所有の建築物、ブロック塀、よう壁の診断にご活用ください。 熊本地震の教訓(PDF:799キロバイト)