<大牟田市出身 30歳代 Uターン 実業家>
大学卒業後、大手玩具メーカーに勤務し、家業を継ぐために大牟田に戻りました。
現在、3つの株式会社の代表取締役などを兼務しています。
そのうちの一つ、「大牟田ビンテージのまち(株)」では、入居者や地域のみんなでつくる『DIYリノベ』で、空き家やシャッター通りの再生事業に取り組んでいます。
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※インタビューで掲載している情報は、取材当時のものです。
掲載の制度や施設、サービス等は、変更になっている可能性があります。予めご了承ください。
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Q.大牟田で、まちづくり事業に取り組んでいるのですね
最初は家業である不動産業と飲食店経営を中心に行っていました。
自社の経営課題解決に向け、まずリノベーションやDIYに注目しました。
いろいろな試行錯誤を繰り返し、徐々に自社経営は業績改善し始めました。
ある時、自社物件をご利用いただいているお客様から、「折角いい物件があっても、前の通りが暗いとなんだか怖い印象がある」という声を頂き、この時初めて「まちづくり」について考えるようになりました。
自社のことだけを考えるのではなく、自社の事業を通じて地域の課題を解決したいと思ったことがきっかけです。
Q.大牟田のセールスポイントは何だと思いますか?
過疎化が進んでしまった影響で空き店舗が増えていますが、逆にそれを活用していくことができれば、新たな価値を生み出すことができると考えています。
現在では、他県からもDIYリノベで視察に来ていただける機会が増えています。
あと数店舗、DIYリノベによる開業ができれば、大牟田は全国的にもDIY分野でのポジショニングが確立してくると思いますね。
それは大牟田という街を発信する上で大きな強みになると思います。少しずつですが、着実に大牟田市が変わってきていることを実感しています。
最近携わったイタリアンレストラン「trattoria nido(トラットリア ニド)」さんや、「チャイナスタンド 笑龍」さんの際は、DIYを地元の方々にもご協力していただきました。
現在、起業をしたいという想いを持った人を応援する仕組み作りに取り組んでおり、その一つとして「街なかストリートデザイン(以下、街スト)」プロジェクトを推進しています。
これは、中心市街地の活性化にむけて、このまちを良くしたいと想いをもった出店者を発掘し、空き店舗所有者と出店者のマッチングを進めることで、新たなまちのにぎわいを起こすことを目的としています。