
大牟田市最大のイベントである おおむた「大蛇山」まつり は、毎年7月の「海の日」の前後から8月上旬にかけて開催される祭りで、江戸時代に起源をたどる「大蛇山祇園祭」、大牟田市商工界の「炭都まつり」、三池港周辺での「港まつり」をひとつにあわせて昭和36年(1961年)に始まった、歴史と伝統ある祭りです。
祭りの主役である「大蛇山」の起源は300年以上も昔、蛇や龍を水の神の象徴とする水神信仰と、祭神を農業や悪病よけの神とする祇園信仰が絡み合い、大蛇山が生まれたとされています。祭り当日、大牟田の空は真っ赤に燃え上がります。かっと目を見開き、裂けるように開いた口から七色の火花を吐く、長さ10m以上もある各地区の「大蛇山」の山車が、街中の大通りを練り歩くのです。この大蛇に子どもをかんでもらい、無病息災を願う「かませ」は、地元の人なら一度は経験したことのある恒例神事。会場一帯では、さまざまなアトラクションや総踊りもあり、祭りを一層盛り上げます。
個性豊かな数多くの大蛇の山車たちが火煙を吹きながらパレードする姿は迫力満点です!
同じ会場で行われる「一万人の総踊り」では多くの人が会場を埋め尽くします。