加圧式給水タンク車・パネル式給水タンクを配備しました
大牟田市企業局では災害時の断水における応急給水能力向上のため、加圧式給水タンク車1台とパネル式給水タンク5基を平成31年1月31日に配備しました。両機材を配備したことにより災害の初期段階における医療施設や福祉施設さらには避難所等への迅速な給水活動をおこなうことができます。
加圧式給水タンク車の納車式の様子
加圧式給水タンク車とはどんなもの?
災害や事故で水道管が破損し水が送れなくなった場合に、浄水場や配水池に備えている飲み水をタンクに入れて運び、タンクから水を送ることができる車のことです。一度に3,000リットルの水を運ぶことができ、約1,000人が1日に必要な飲み水を配ることができることになります。
加圧式給水タンク車の概要
●性能
タンクと車両が一体となった給水車で、「エンジン動力式ポンプ」と「電動式ポンプ」の2種類の加圧ポンプを装備しています。
●装備品等
・給水口は、車両後方および左右側方の計3箇所に給水栓(4口)の設置が可能
・赤色警光灯を搭載し、緊急走行が可能(緊急車両登録済み)
・タンク後面に「ジャー坊」のイラスト
タンクを搭載している車両は四輪駆動車で、天候や災害等により路面が多少荒れた状態でも走行ができます。また、衛生面を考慮してステンレスでタンクを製作し水質保持ができるようにしています。
車両後方及び左右側方の3箇所に給水栓(4口)を設置することができ、迅速かつ様々な形の容器に給水可能です。また、タンク後面には「ジャー坊」のイラストを載せています。
非常事態に備えて、赤色警光灯を搭載し緊急走行が可能となっています。
パネル式給水タンクとはどんなもの?
パネル式給水タンクは、災害発生時に避難所などの応急給水拠点等に設置する組立式の給水タンクです。加圧式給水タンク車などから飲み水を補給し、ペットボトルや応急給水袋などへ給水を行います。2リットルペットボトル500本分になり、1基で約330人が1日に必要な飲み水を配ることができます。
パネル式給水タンクの概要
●特徴
応急給水所などで使用するもので、加圧式給水タンク車などから補給し、ペットボトルや応急給水袋などへ給水します。
・本体材質:アルミ製
・容 量:1,000リットル(高さ1.0メートル×幅1.0メートル×奥行1.0メートル)
・組立人員:大人2名での組立・設置が可能
●購入費用等
・購入台数:5基
パネル式給水タンクに採用されている内袋は食品衛生法に適合したポリエチレン製で外気に触れることなく加圧式給水タンク車から内袋に補給することができ衛生的です。