オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5~7月にかけて鮮やかな黄色のコスモスに似た花を咲かせますが、強靱で繁殖力が強く全国的に野生化し、日本の生態系に大きな影響を及ぼすおそれがある植物として、平成18年2月に特定外来生物に指定されました。特定外来生物法により、栽培、運搬、販売、野外に放つことなどが禁止されていますので、河川敷や道路端などに咲くオオキンケイギクやその種を持ち帰ったり栽培しては絶対にいけません。
|
市内で発見されたオオキンケイギク |
花の特徴について
花はコスモスに似た形状で直径5~7cm程の頭状花(茎の先端に1つの花を付ける)。
花びら(舌状花)の色は黄橙色で、花の中央部(管状花)も同じ色をしている。
花びらの先端には不規則に4~5つのぎざぎざがある。
コスモスとは開花時期が異なっている(コスモスは秋)。
|
提供:環境省九州地方環境事務所 |
葉の特徴について
細長いへら状をしており、一番幅がある部分の幅は1cm程度。
葉の両面には荒い毛が生えており、葉の周囲はなめらか(鋸歯がない)。
花が似ている植物の多くは、葉が針のように細かったり、複雑な切れ込みをしていたりするため、見分けが付きやすい。
|
提供:環境省九州地方環境事務所 |
似ている植物について
花がオオキンケイギクにとてもよく似ている植物があります。しかし、よく観察することで区別することが可能です。
● キバナコスモス
花の色がオオキンケイギクによく似ていますが、(1)開花期が初秋、(2)花びら(舌状花)の先の形が違う(ぎざぎざが少ない)、
(3)葉が短く、切れ込みが多い等の点で見分けることが出来ます。
| |
提供:環境省九州地方環境事務所 | 提供:環境省九州地方環境事務所 |
駆除を行う場合の注意点について
根本から株ごと抜き取る
その場で、種子や根を落とさないように袋に入れて密閉し枯らせる
燃えるごみとして排出する
参考資料
● みんなで駆除しようオオキンケイギク(環境省九州地方環境事務所作成)(PDF:960.3キロバイト)
● オオキンケイギクの特徴(環境省九州地方環境事務所作成)(PDF:600.7キロバイト)