メリケントキンソウについて
南米原産のキク科の1年草で、 全高5cm程度 で、地をはうように生えます。4月から5月ごろに花を咲かせ、5~7mm程度の緑色の果実をつけ、6月から7月ごろにかけ果実は熟し、 2~3mm程度のトゲのある堅い種子 になります。 種子はカブトガニのような形をしています。繁殖力が強く、公園、芝生、道路脇などの日当たりのよい場所に生息します。
福岡県では、要注意外来種として選定されています。
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市内で発見されたメリケントキンソウ |
人体に関わる被害
2~3mmの堅い種子にはトゲがありますので、手をついたり裸足で歩くなどした場合、 そのトゲが刺さりケガをすることがあります。また、靴で踏むと、靴底にトゲが刺さったまま移動することになり、本人の意思に関わらず生息域を拡大させてしまう場合があります。
なお、メリケントキンソウに毒はありません。
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メリケントキンソウの種子(表) | メリケントキンソウの種子(表) |
駆除方法
人力での抜き取り、可能な場所では薬剤(芝生内で生育しているところでは、芝生を枯らさない選択性のあるものを使用)による駆除方法があります。刈払機による刈り取りは種子を拡散させる上に、ちぎれた茎の節から芽を出して成長すため望ましくありません。開花時期(4月から5月)より前の時期に駆除を行うと効果的です。抜き取りで駆除した後は、拡散しないように袋で密封し、燃えるごみとして出してください。