大牟田市の取り組みと、空家活用のメリット
大牟田市では令和6年度に「大牟田市第3次空き地及び空家等対策計画」を策定し、「5分野10項目」の施策を計画的に実施しています。
具体的な取組みの施策3において、「空家等の流通・活用の促進」に取り組むこととしており、空家の活用やリフォームによる多様な活用方法の情報提供などを行います。
さて、令和5年に市が実施した空家等実態調査では3,085件の空家があり、今後も空家は増加すると考えられます。
空家を放置すれば老朽化が進み、周辺へ悪影響を及ぼしますが、使える状態の空家を上手に活用すれば、資産になる可能性があります。
■そのまま放置すると
・人が使わない家は劣化が進みます。
・劣化すると家の資産価値は減少します。
・空家の管理費がかかります。(固定資産税や水道・電気料金、草木の伐採費など)

・老朽化した空家の瓦や建材が飛散し、第三者に損害を与えるかもしれません。
・老朽化した空家に害虫や動物が住みつき、ご近所にご迷惑をかけるかもしれません。
■空家を利活用すると
・賃貸すれば継続的に家賃収入が得られ、収益につながります。
(大牟田市居住支援協議会ホームページ
(外部リンク)もぜひご確認ください。住まいの確保が難しい方と、空き家所有者をマッチングしています。低家賃ですが、入居後の生活支援もNPO法人ライフサポートセンターが関わるため安心です。)
・リフォームすることにより建物の資産価値が保たれます。
・地域のサロン等へ活用すれば、地域貢献につながります。
・空家が適正管理されるため、近所に迷惑をかけません。
・リフォームした家に自分が住むこともできます。
なお、空家の利活用を行う場合は、建物の構造上の問題や法律上の規制などがある場合もありますので、専門家(建築士、工務店、宅地建物取引業者、不動産業者など)のアドバイスを聞くことをお勧めします。
眠っている空家をリフォームしませんか?
本市では、平成29年度から令和元年度にかけて「大牟田市民間空家等利活用促進事業」を実施しました。
この事業は、空き建築物や空き室を低所得者・高齢者・障がい者・子育て世帯など住宅を確保することが難しい方(住宅確保要配慮者)に提供する「居住活用タイプ」と、地域のサロンなどに活用する「地域拠点タイプ」の2種類があり、補助事業の目的に沿った空家等の改修工事をされる方に、改修費用の一部を補助する制度でした。
(※現在、本市で実施中の制度は、大牟田市空き家活用リフォーム等支援事業
です)
ここでは、令和元年度に、眠っていた空家を住宅確保要配慮者向けの借家に改修された杉野さんの事例を紹介します。
【補助の概要】
・所在地:大牟田市大字草木
・構造、階数:木造瓦葺 平屋建て
・床面積:115平方メートル
・タイプ:居住活用タイプ(住宅確保要配慮者向けの借家)
・改修内容:雨漏り改修、各部屋の段差解消、外壁張替、床上張り、建具調整など
【改修写真】
(外観)
(室内)

改修前

改修後
【杉野氏インタビュー】
市の補助事業に応募したきっかけは何ですか?
⇒以前、私は障がい者施設に勤めていました。発達障害や自閉症の子どもたちとふれあい交流を続ける中で、何か障がい者のために役立つことをしたいと思っていたところ、市の補助事業があることを知り応募しました。
この住宅をどのように活用したいですか?
⇒この家には、1人親世帯や障がい者世帯、高齢者世帯の方などに住んでいただきたいです。地域で孤立しないように、楽しく地域活動をしながら、バーベキューなどの行事にも参加して地域に馴染んでもらいたいと思います。
顔の見える家主としてメッセージありますか?
⇒私も、近所に住んでいますので、たまには声をかけたりして見守りたいと思います。
何か困った時は、いつでも気軽に相談してください。