福島県郡山市で爆発事故が発生しました
令和2年7月30日に福島県郡山市で発生した飲食店の爆発事故では、これまでのところ、死者1名、負傷者19名(重症者2名、軽症17名)の被害が発生しています。
現在、この火災について関係当局により爆発火災原因の究明が行われているところであります。現時点で出火原因等は特定されていませんが、屋内のガス配管の腐食箇所から液化石油ガス(LPガス)が漏洩し、何らかの火源により引火、爆発した可能性が考えられます。
このような状況を踏まえ、類似事故の発生を防止するため、以下に該当する飲食店を経営されている方は、店内の防火対策の徹底をお願いします。
対象とする建物
(1) 飲食店、飲食店がテナントとして入る建物
(2) (1)の建物で、ガスを使用した厨房機器を取り扱う飲食店
防火対策のポイント
1.ガス機器の適切な維持管理
(1) ガス機器の定期的な清掃やメンテナンスを行う
(2) ガス機器に異常を感じた場合やガス配管等に破損や著しい腐食等がある場合は直ちに
使用を中止するとともに、緊急連絡先やメーカーに連絡し、修理等を依頼する
(3) 休業等でガスを長期間使用しない場合や事業を再開する場合は、液化石油ガス販売事業者に連絡をする
2.消防法を遵守する
(1) 防火管理者の選任(収容人員30人以上が対象)
(2) 消防用設備等の設置・維持管理(消火器や誘導灯など)
(3) 消防用設備等の点検・報告(半年に1回の機器点検、年に1回の総合点検及び報告が必要)
参考
経済産業省ホームページ ⇒
(外部リンク)