知らせよう あなたが あの子の声になる
児童虐待とは、保護者などから子どもの心と体に加えられる有害な行為であり、重大な人権侵害です。しかし、その背景には、保護者の経済的な不安やストレス、社会的な孤立など、さまざまな問題が潜んでいます。決して特別な家庭でのみ起こるものではなく、どこの家庭でも起こりうるものです。児童虐待をなくすためには、保護者の努力だけではなく、地域ぐるみで見守り、声かけをし、異変に気づくことで、子どもの「命」と「権利」、そして「未来」を守ることにつながります。
児童虐待にあたる行為とは
〇身体的虐待
殴る、蹴る、激しく揺さぶる、やけどを負わせる、溺れさす、屋外にしめ出す など
〇性的虐待
子どもへの性的行為、性的行為を見せる、ポルノグラフィの被写体にする など
〇ネグレクト(養育放棄)
乳幼児を家に残して外出する、食事を与えない、ひどく不潔なままにする、自動車の中に放置する、重い病気になっても受診させない、他者からの子どもへの暴力を放置する など
〇心理的虐待
言葉により脅す、無視する、きょうだい間で差別的な扱いをする、子どもの目の前で家族に対して暴力をふるう(面前DV) など
体罰は法律で禁止されています
児童虐待防止法により、親権者であっても“体罰は許されないものである”ことが、法制化されました。「しつけのためにときには体罰も必要」と考える保護者もいるかもしれません。しかし、いくら保護者がしつけのためと思っても、子どもの身体や心に苦痛を引き起こす体罰は決して許されません。
体罰のない社会の実現には、私たち一人ひとりが「体罰によらない子育て」の考えを共有し、地域全体で子育てをサポートしていくことが大切です。
相談機関
子育ての不安や悩みは誰にでもあります。その不安や悩みが大きなストレスとなり、保護者の心と体に不調をきたしたり、イライラが子どもに向かってしまう前に誰かに話してみませんか?誰かに相談することで解決の糸口が見つかるかもしれません。大牟田市には下記の専門の相談機関があります。

18歳未満の子どもに関する相談に、専門的な知識と技術で応じます。
児童虐待が疑われる場合には、通告してください。
電話 0944-54-2344
0120-189-783(相談専用ダイヤル)
または 児童相談所虐待対応ダイヤル 189(いちはやく)
☆大牟田市こども家庭センター
●子ども家庭相談担当
子どもや子育てに関する相談に応じ、関係機関と連携して子育てを応援します。
児童虐待が疑われる場合には、通告してください。 電話 0944-41-2684
●母子保健担当
妊娠、出産、子育てに関する相談に助産師、保健師などの専門職が応じます。 電話 0944-41-2260
☆子ども家庭支援センター あまぎやま
不登校やその傾向がある児童、性格や行動などが気になる子どもの相談に応じます。 電話 0944-58-6636
☆民生委員・児童委員(主任児童委員)
地域における身近な相談相手として、家庭への支援や助言を行います。
☆警察
援助を求められた場合、必要な措置を講じます。
☆親子のための相談LINE
子育てに関する不安や家族関係の悩みなどをLINEで相談できます。
親子のための相談LINE こども家庭庁LINE公式アカウント
(外部リンク)
啓発活動の取組み
本市では、オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン期間である11月中に、児童虐待防止を呼び掛けるポスターの掲示やリーフレットの配布、公用車等へのオレンジリボン(「子どもへの虐待をなくしたい」との趣旨で活動されている市民運動のシンボルマークです。)ボディパネルの掲示、広報おおむたへの記事の掲載、広告モニターの放映などの啓発活動に取り組みます。