冬の省エネー湿度を制するものは冬を制すー
私たちは、温度を感じるとき、風、湿度、日当たりなどの影響を受けて、実際の温度とは違って感じます(体感温度)。
たとえば同じ室温20℃でも、湿度が25%だと19℃以下に感じ、湿度が75%になると約21℃に感じるといわれています。湿度を50%上昇させると、
体感温度が2℃も上がるのです。
部屋には温度計だけでなく湿度計を置いて、湿度を高くする工夫に取り組みましょう。
下の図解を参考に、省エネのポイントをチェックしてみましょう。
見える化がポイント!
(1)温湿度計
体感温度は室温、湿度、風の組み合わせで決まってくる。空調を使う冬や夏は特に、室温だけでなく湿度も把握しよう。
服装のポイント
(2)ニットキャップ
まずはあったかい服装に心がけよう。部屋でニットキャップも有効。
(3)ハイネック
首まわりを暖かくする工夫。
(4)ひざかけ
足まわりを暖かくする工夫。スチールデスクで仕事をする事務系職場では必須アイテム。
(5)ももひき(レギンス)
足まわりを暖かくする工夫。
(6)靴下
足元を暖かくする工夫。
(7)ネックウォーマー
首まわりを暖かくする工夫。
(8)シャツはズボンにイン
服装はすき間をなくす着こなしが大事。
(9)袖口を絞った服
やはり、服装はすき間のないものを選ぼう。
(10)ふかふかのスリッパ
足元を暖かくする工夫。
暖房のポイント
(11)エアコンは室温20℃
温湿度計をみながら室温20℃をめやすに使おう。鍋料理を増やすなど加湿の工夫を組み合わせると十分快適に過ごせる。
(12)石油暖房機
石油ストーブや石油ファンヒーターはエアコンよりも乾燥しにくい。
(13)やかんや鍋料理
ストーブではやかんや鍋料理で更なる加湿を目指す。湿度が上がると体感温度も上昇する。
(14)ホットカーペット 1
使う範囲や温度設定はこまめに調節しよう。
断熱のポイント
(15)ホットカーペット 2
下に毛布や断熱材を敷き、床とカーペットが直接触れないようにする。
(16)断熱シート
冬、室内の熱の約6割は窓から逃げていく。窓に断熱シートを貼ろう。
(17)厚手のカーテン
厚手のカーテンで窓からの冷気の侵入を防ごう。
冷蔵庫のポイント
(18)冷蔵庫の設定は「弱」
冬場は「弱」で十分。「中」や「強」の設定は、熱いものをそのまま入れるときなど、シーンを限定して活用しよう。
(19)ものを詰め込まない
冷蔵室・冷凍室ともゆとりを持って使おう。詰め込みは、冷気の循環が悪くなり電気の消費が増える原因になる。
照明のポイント
(20)LED照明
古い照明はLED型に交換。
参考
・『エコライフのすすめ(省エネ編)』
家庭でできる省エネの工夫について豊富なイラストで解説しています。
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