愛情ねっとやFMたんと、防災行政無線、フェイスブックなどに加え、LINEやテレビの文字データ放送の活用や、防災専用のホームページを令和3年5月までに新たに構築し、避難情報だけではなく、浸水や河川の水位、避難所の状況等を積極的に発信していくよう広報マニュアルを見直します。
リアルタイム浸水深の情報共有
【監視カメラおよび水位計の設置】
ポンプ場に監視カメラを設置することにより、企業局および防災部局でリアルタイムに水位を把握できるようにします。
重大事故の危険性が高いアンダーパス構造となっている道路や浸水被害が顕著であった地区などの2カ所以上に、監視カメラを設置します。ため池に3箇所、河川に6カ所の計9カ所に試験的に水位計を設置し、効果を検証します。
監視カメラおよび水位計を令和3年5月下旬までに設置し、浸水状況や水位などをリアルタイムで把握します。
避難所での対策
【備蓄品の見直し】
各避難所に備蓄品を分散備蓄できるよう、保管場所の確保に努めるとともに、垂直避難を前提とした避難所においては、物資が一定期間不足することがないよう配備します。
避難所のトイレは、計画的に洋式化に取り組みます。また、組立式の多目的トイレの配備も進めます。
電源供給部の浸水対策については、みなと小学校においては、受変電設備の嵩上げを令和3年6月上旬に終える予定です。
救助の際の安否確認の方法、救急・救助の手段や体制の構築
【避難者情報の共有】
安否確認について、消防本部と避難所間で避難者情報を速やかに共有できる仕組みを作ります。
【出動要請のフローチャート化】
災害時における多数の救助要請に対しては、通報内容から緊急度判定を行い、生命に危険が及んでいると判断した事案から優先的に対応することとしています。令和2年7月豪雨災害を受けて、トリアージ(優先順位を決めること)の精度をさらに高め、判断に要する時間を短縮することで、通報がつながりにくい状況を改善できるようにしたところであり、今後とも一層の改善に努めます。
【救出救援能力の増強】
救出救援能力の増強については、消防本部に配備していた既存の4艘のボートに加え、令和2年12月には各出張所(明治、吉野、勝立)へ新たにそれぞれボート1艘の配備を完了し、機動力を強化しました。また、消防団についても、令和2年7月豪雨で浸水した場所を中心に12艘のボートを令和3年5月下旬までに分散配備し、早期に対応できる体制を整備します。
地域防災活動の活性化
【多様な訓練の実践】
各地域において、実働の避難訓練や図上訓練を実施されていますが、今後も新たな訓練手法の研究を行いながら、さまざまな訓練に取り組みます。
【防災士のスキルアップ】
防災士が地域で防災リーダーとして活躍できるよう、スキルの向上を図ります。
【地域の防災活動の支援】
防災訓練等を通じて、地域のあらゆる関係者が協力して防災・減災対策に取り組めるよう、地域の活動をしっかりと支援します。
提言を踏まえた今後の防災・減災対策
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