浸水した家屋の感染症対策
水害時には、下水やし尿の氾濫、腐敗物の漂流や散乱などにより、不衛生な状態となります。
汚水によって家屋が浸水した場合は、細菌やカビが繁殖しやすくなり、感染症にかかるおそれがあるため、
洗浄により十分に汚れを除去して消毒するなどの防疫行為が重要となります。
路面が冠水しない状況で、雨水により浸水した場合は、水道水でよく洗浄を行えば衛生対策として十分ですが、
場合によっては汚水が混入する可能性もありますので、消毒が必要となることがあります。
浸水した家屋の感染症対策(PDF:949.7キロバイト) 
消毒を実施する前に
消毒前には、汚れが残っていたり、濡れている状態では消毒の効果が得られません。
浸水被害により懸念される主な感染症は、一般的に屋外(土壌等)に棲息する細菌等によるものですが、
屋外(床下を含む)の消毒は原則不要とされています。
衛生状態を保ち感染症を予防するためには、不要な泥等の除去清掃と乾燥が最も重要です。

感染症予防のためには清掃と乾燥が最も重要です(PDF:270.1キロバイト)
清掃作業時に注意してください(PDF:85.6キロバイト)
薬剤使用上の注意について
・消毒に使用する薬剤の取り扱いについては、使用上の注意をよく読んだ上で使用してください。
・事故等(薬剤の混ぜ合わせ禁止・目、のど、皮膚の保護を行う)に注意し、使用は必要最小限(健康や環境への影響を与えることが有るため)
にしましょう。
・希釈した消毒液は、時間の経過とともに効果が薄れるため、使い切るようにしましょう。
・誤飲事故防止のため、薬剤の別容器への小分けは絶対にやめましょう。
浸水した家屋の消毒手順(PDF:420.3キロバイト)
消毒について
・浸水した家屋を消毒する場合の消毒機材の貸し出し等については、町内公民館単位でご相談を受付しています。
消毒は、厚生労働省のホームページを参考に実施してください。
・感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき、福岡県から消毒及び駆除の命令等があった場合は、
大牟田市による消毒等の防疫行為を実施します。