本市では、「若者が夢をもって働くまちづくり」の実現に向けた取組みのひとつとして、令和3年度から、イノベーション創出促進事業に取り組んでいるところです。
この中核を担うイノベーション創出拠点については、市内外の多くの人・企業が集える場所とするため、福岡・熊本都市圏からのアクセスが良好な中心市街地エリアを対象として、昨年6月から2ヶ月間、施設の整備・運営を行う事業者の公募を行ったところです。
この事業に、株式会社ベストアメニティホールディングスから、所有する旧大牟田商工会館の改修を中心とした提案があり、事業者に決定いたしました。
旧商工会館の建物概要については、鉄筋コンクリート造3階建、延べ床面積1,144平方メートルで、昭和11年の建築となっております。
現在、貸しオフィスやコワーキングスペース、交流スペース、カフェなどの機能を有した施設として整備が進められており、館内は、建築当時の重厚な梁を残し、大変、開放的な空間を演出されています。
整備費用は約2億7千万円とされており、市の補助金として、整備費の3分の2、上限1億円。運営費として3年間で3,000万円の支援を予定しています。
貸しオフィスへの企業誘致については、凸版印刷に続き、本日午後から、株式会社シティアスコムとの進出協定締結式を予定しております。
更に、現在、複数のIT関連企業との協議も進めているところでございます。
今月20日には、株式会社ベストアメニティホールディングスによる、イノベーション創出拠点のオープニングセレモニーも予定されております。
今後、分野の垣根を越えた人・企業を呼び込み、活発な交流を促し、新たな連携やチャレンジによる、新しい価値を生み出す拠点となるよう、大いに期待しているところです。
私としましては、引き続き、IT関連企業誘致をはじめ、デジタル人材の育成、地域企業のデジタル化の促進などに取り組み、本市がイノベーション創出のまちとなることを目指し、全力を挙げてまいります。