おおむた「大蛇山」まつりは、今年で第61回目となる歴史と伝統ある祭りで、市民が誇る夏まつりでございます。コロナ禍において、令和2年度と3年度は開催を見送りましたが、昨年は感染対策を実施しながら、多くの関係者の皆様、また、多くの市民の皆様や企業・団体の皆様の熱い想いとご協力によって、3年ぶりにまつりを開催することができました。昨年のまつりを振り返りますと、大牟田の夏には欠かせないまつりであり、まちに元気と活気をもたらすまつりであるということを改めて感じたところです。
今年は、昨年の韓国における事故も踏まえ、今まで以上に会場の安全対策等もしっかりと行いながら、従来の規模で開催しようと現在準備を進めています。
まず「港まつり」は、7月15日、16日に三川坑跡において行われます。
また、7月20日、21日は、文化会館行事としまして、「舞台芸能の夕べ」「市民職場対抗歌合戦」が行われます。
さらに、22日の大正町おまつり広場行事は、オープニングでのJR九州櫻燕隊(おうえんたい)によりますよさこいの演舞によりスタートし、「一万人の総踊り」、そして、「祗園六山の巡行(じゅんこう)」が行われます。
最終日となります23日には「大蛇山大集合パレード」が行われ、各地域の大蛇が一堂に会し、まつりのフィナーレを飾ります。
今回のまつりにおいては、安心・安全な開催のため、昨年同様に飲食エリアを設けるほか、さらに露店での販売を会場南側(大正町3丁目から4丁目の区間の歩道)まで設けることとし、お客様の滞留を防ぎ、会場全体に分散して、ご観覧いただけますよう、調整を進めているところです。
また、22日、23日は、市内を走ります西鉄バスは、終日、全区間一律100円(小学生以下無料)でご乗車いただけるほか、イオンモール大牟田と大牟田駅西口を結ぶバスはどなたでも無料でご乗車いただけますので、道路の混雑・渋滞緩和の観点からも、ぜひご利用いただきたいと思います。
大蛇山まつりを、市内外から多くの皆様にお楽しみいただき、大牟田のまちを盛り上げていただきたいと考えておりますので、市民の皆様、関係者の皆様のご参加とご協力をお願い申し上げます。
記者クラブからの質問
(1) 企業誘致の現状について
[1] TSMC進出に伴う半導体産業などから問い合わせ、引き合い状況について
[2] 産業団地立地可能性調査について、市内何カ所を調査しているのか。調査項目とこの調査結果より、新しい産業団地はいつごろ造成着手見通しか。
九州地方においては、TSMCの熊本県への進出をはじめ、半導体関連工場の新増設などのさまざまな動きが見られております。
こうしたことに伴い、市内でも大牟田テクノパークにおける有明技研(株)や(株)エフテックの増設、さらにはプロソルジャパン(株)の大牟田エコタウンへの進出など、市内の半導体関連製造部品を扱う企業において、半導体需要の拡大に伴い、工場の増設など生産体制の強化が進められているところです。
こうした中、半導体関連の市外企業から、立地に際して面積の確保は可能か、電力、給排水などのインフラが整備されているかなどについて問い合わせを頂いているところです。
続きまして、可能性調査につきましては、臨海部や内陸部を含め、市内全域を対象に、産業団地としての一定規模の面積の確保に加え、交通利便性の観点、更には、給排水などインフラ整備の状況、浸水想定区域などの災害リスクといった様々な観点から検討を行ってきています。
基礎的な調査は進めてまいりましたが、今後、地権者の意向、関係法令の整理、財源の確保、整備手法の検討など、さまざまな課題を整理しながら、引き続き、新たな産業団地の検討を進めていくこととしております。