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定例市長会見 令和5年7月6日開催

最終更新日:

市長報告・発表案件

(1)令和2年7月豪雨災害から3年を迎えて

令和2年7月豪雨災害から3年を迎え、これまで復旧・復興の状況とこれからの災害に強いまちづくりについて説明します。

 



 令和2年7月豪雨から3年が経ちました。改めて、災害でお亡くなりになられたお二人の方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された市民や事業者の皆様、これまで避難生活を余儀なくされてきた皆様に心よりお見舞いを申し上げます。

 本市におきましては、被災直後からこれまで、市民の皆様をはじめ、事業者、ボランティアの皆様、さらには国、県、他市町など、多くの皆様のご協力を頂きながら、被災者の皆様への支援と災害復旧事業の取り組みを行ってまいりました。

 被災者支援につきましては、地域支え合いセンターの生活相談支援員による延7,013回の訪問などにより、被災者に寄り添った支援を行ってまいりました。

 また、令和5年4月からは、社会福祉協議会に相談窓口を設置し、引き続き電話による相談や訪問などを行っていくこととしております。

 さらに、被災により住宅にお困りの世帯に対しては、公営住宅及び市が借り上げた民間賃貸住宅の提供を行ってまいりました。これまでに171世帯379人が入居されましたが、ほとんどの方が、ご自宅や新しい住まいに移られ、退去されています。現在は、1世帯2人の方が入居されていますが、近く新たな住まいに移られる予定となっています。

 次に、災害復旧事業につきましては、農地・農業用施設87件全ての復旧工事が令和4年6月に完成し、道路、河川などの公共土木施設120件の復旧工事やがけ崩れ対策12件全ての工事も令和5年3月に完成いたしました。市民の皆さまには、工事の実施にあたり、ご協力をいただき、感謝申し上げます。

 また、令和2年7月豪雨災害検証委員会からの提言に基づき、流域治水の観点から総合的に浸水被害の軽減を図ることとし、「令和2年7月豪雨のような大規模な災害から市民の生命・財産を守る災害に強いまち」を基本方針とする「大牟田市排水対策基本計画」を令和5年3月に策定いたしました。この計画は、今後20年間で取り組む効果的、効率的な浸水軽減対策をとりまとめており、災害に強いまちづくりに向けた指針となるものです。

 この計画に基づき、令和5年度は、三川新ポンプ場の建設や三田堤、小野溜池の貯留効果を高める工事と合わせて、河川や水路の改良に向けた測量・設計などのハード対策や内水氾濫に対応した「避難情報の発令基準」を新たに設定するとともに、防災専用ホームページである「防災リアルタイム情報」の機能拡充、災害対策本部設置運営訓練の実施などのソフト対策に取り組んでいるところです。

 これからも、着実に浸水対策を進め、防災・減災対策にしっかりと取り組み、災害に強いまちづくりを目指してまいります。引き続き、市民の皆さまの、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。



(2)第61回おおむた「大蛇山」まつりの開催について

第61回おおむた「大蛇山」まつりの内容についてお知らせします。

 



おおむた「大蛇山」まつりは、今年で第61回目となる歴史と伝統ある祭りで、市民が誇る夏まつりでございます。コロナ禍において、令和2年度と3年度は開催を見送りましたが、昨年は感染対策を実施しながら、多くの関係者の皆様、また、多くの市民の皆様や企業・団体の皆様の熱い想いとご協力によって、3年ぶりにまつりを開催することができました。昨年のまつりを振り返りますと、大牟田の夏には欠かせないまつりであり、まちに元気と活気をもたらすまつりであるということを改めて感じたところです。

今年は、昨年の韓国における事故も踏まえ、今まで以上に会場の安全対策等もしっかりと行いながら、従来の規模で開催しようと現在準備を進めています。

まず「港まつり」は、7月15日、16日に三川坑跡において行われます。

また、7月20日、21日は、文化会館行事としまして、「舞台芸能の夕べ」「市民職場対抗歌合戦」が行われます。

さらに、22日の大正町おまつり広場行事は、オープニングでのJR九州櫻燕隊(おうえんたい)によりますよさこいの演舞によりスタートし、「一万人の総踊り」、そして、「祗園六山の巡行(じゅんこう)」が行われます。

最終日となります23日には「大蛇山大集合パレード」が行われ、各地域の大蛇が一堂に会し、まつりのフィナーレを飾ります。

今回のまつりにおいては、安心・安全な開催のため、昨年同様に飲食エリアを設けるほか、さらに露店での販売を会場南側(大正町3丁目から4丁目の区間の歩道)まで設けることとし、お客様の滞留を防ぎ、会場全体に分散して、ご観覧いただけますよう、調整を進めているところです。

また、22日、23日は、市内を走ります西鉄バスは、終日、全区間一律100円(小学生以下無料)でご乗車いただけるほか、イオンモール大牟田と大牟田駅西口を結ぶバスはどなたでも無料でご乗車いただけますので、道路の混雑・渋滞緩和の観点からも、ぜひご利用いただきたいと思います。

大蛇山まつりを、市内外から多くの皆様にお楽しみいただき、大牟田のまちを盛り上げていただきたいと考えておりますので、市民の皆様、関係者の皆様のご参加とご協力をお願い申し上げます。

 


記者クラブからの質問

(1) 企業誘致の現状について

   [1] TSMC進出に伴う半導体産業などから問い合わせ、引き合い状況について

   [2] 産業団地立地可能性調査について、市内何カ所を調査しているのか。調査項目とこの調査結果より、新しい産業団地はいつごろ造成着手見通しか。




 九州地方においては、TSMCの熊本県への進出をはじめ、半導体関連工場の新増設などのさまざまな動きが見られております。

 こうしたことに伴い、市内でも大牟田テクノパークにおける有明技研(株)や(株)エフテックの増設、さらにはプロソルジャパン(株)の大牟田エコタウンへの進出など、市内の半導体関連製造部品を扱う企業において、半導体需要の拡大に伴い、工場の増設など生産体制の強化が進められているところです。

 こうした中、半導体関連の市外企業から、立地に際して面積の確保は可能か、電力、給排水などのインフラが整備されているかなどについて問い合わせを頂いているところです。

 続きまして、可能性調査につきましては、臨海部や内陸部を含め、市内全域を対象に、産業団地としての一定規模の面積の確保に加え、交通利便性の観点、更には、給排水などインフラ整備の状況、浸水想定区域などの災害リスクといった様々な観点から検討を行ってきています。

 基礎的な調査は進めてまいりましたが、今後、地権者の意向、関係法令の整理、財源の確保、整備手法の検討など、さまざまな課題を整理しながら、引き続き、新たな産業団地の検討を進めていくこととしております。

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