クイズラリーの答え合わせをしてみよう!
8月11日(祝・金)に開催したゆめタウン「おおむた健康フェア」へご来場いただいた皆さま、誠にありがとうございました。
クイズの答え合わせをしてみましょう。正解はいくつありましたか?
それぞれの解説も載せていますので、ぜひ読んでみてくださいね。
【子ども向け】クイズラリーの「こたえ」と「かいせつ」
ふりがなつき、イラストつきでわかりやすく説明しています。
【子ども向け】クイズラリーの「こたえ」と「かいせつ」は下記をクリックしてください。
【大人向け】クイズラリーの「答え」と「解説」
<問題A>大腸の場所はどこかな?
<答え>③
<解説>
大腸は長さ約1.5mの管で、小腸のまわりを取り囲むようにあります。主に大腸は小腸で吸収されなかった水分などを吸収して、食べ物の残りカスを便にかえる働きをしています。
小腸の太さは500円硬貨と同じぐらいなのに対し、大腸はその2~3倍の太さがあると言われています。
大腸は盲腸、結腸、直腸の3つからできています。盲腸は特別な働きはしていないと考えられています。結腸では、残りカスになった食べ物の水分を吸収し、便をつくる働きをしたり、ナトリウムなどの電解質を吸収しています。直腸では便を一時的に溜めて、いっぱいになると肛門の筋肉を開いて外に出す働きをしています。
<問題B>小腸の長さは約何メートルかな?
①約1~2メートル ②約14~15メートル ③約6~7メートル
<答え>③
<解説>
小腸は長さ約6~7mの管で胃とつながっています。食べ物に含まれる栄養分と水分を吸収します。小腸は十二指腸、空腸、回腸の3つからできています。十二指腸は、胃で消化された食べ物にすい液や胆汁などの消化液を混ぜて空腸に送る働きをしています。空腸と回腸では胃や十二指腸で消化された食べ物をさらに分解し、栄養素を吸収する働きをしています。空腸や回腸には免疫細胞がたくさんあって、細菌やウイルスの感染を防ぐ働きもあります。
小腸は長さ1mmほどの細かい突起、"じゅう毛"に覆われているおかげで、小腸の表面積が増え、効率よく栄養分を吸収できます。小腸を広げると、テニスコート約一面分の広さにもなると言われています。
<問題C>健康なうんちはどんな形かな?
<答え>②
<解説>
便の形は食べるものと関係します。食物繊維(野菜など)が不足したり、脂っこいものばかり食べたりしていると、便が硬くなりコロコロした便になります。水分不足やストレス、疲労を抱えることもコロコロ便の原因になってしまうと言われています。
アイスなどの冷たいものを食べ過ぎたり飲み過ぎたりすると、胃腸の動きが悪くなり、水っぽい便になることがあります。
黄褐色のバナナ状でにおいが少なく、スルリと出て排泄後に「スッキリした爽快感」があれば健康な便といえるでしょう。
「食物繊維」についての詳細は下記のサイトをご覧ください。
e-ヘルスネット 食物繊維の必要性と健康【厚生労働省】(外部リンク)
「食物繊維と腸内細菌」、「健康な便」についての詳細は下記のサイトをご覧ください。
eーヘルスネット 腸内細菌と健康【厚生労働省】(外部リンク)
<問題D>良いうんちを出すために、何が必要かな?
①3食ごはんを食べる ②夜更かしをする ③トイレを我慢する
<答え>①
<解説>
良い便を出すためには、1日3食ごはんを食べることが大切です。特に朝ごはんを食べると、胃や腸が動きはじめることで、便が出やすくなります。朝ごはんの後にトイレに座り、便を出す習慣をつけましょう。不規則な食生活は腸内環境を乱してしまう要因のひとつです。規則正しい食生活とバランスの良い食事を心掛けることが大切です。
夜更かしをして睡眠不足になると、ストレスで交感神経が優位に働くため、腸の動きが悪くなってしまいます。腸の動きが悪くなると、硬い便や便秘になってしまうことがあります。
トイレを我慢することも便秘の原因になってしまうことがあります。便意を我慢する状態が続くと、直腸付近に便が詰まり便が固まります。その結果、腹痛や排泄時に痛みを伴うおそれがあります。尿意を我慢することも膀胱炎になる可能性があり注意が必要です。トイレは我慢しないようにしましょう。
「バランスの良い食事」についての詳細は下記のサイトをご覧ください。
e-ヘルスネット 食事バランスガイド(基本編)【厚生労働省】(外部リンク)
「便秘」についての詳細は下記のサイトをご覧ください。
e-ヘルスネット 便秘と食習慣【厚生労働省】(外部リンク)
【出典】
・子供の科学 すごすぎる!人体,第85巻第7号,誠文堂新光社,2022
・中学受験にも役立つ!はたらく細胞 人体のしくみドリル,講談社,2022
・めくって学べる!はたらく細胞 からだのしくみ,講談社,2022