第2回 検討委員会・分科会 開催報告
未来ビジョン(市民・事業者・行政が目指す「まちなか」の姿を、共有・連携して取り組む方向性を示すもの)の実現に向けて、
令和4年度中にエリアプラットフォームを設立することを目指し、第2回検討委員会を開催しました。
また、公共空間活用や空き家等活用、産業イノベーション、交通戦略、災害レジリエンスの5つの分科会も併せて開催しました。
第2回検討委員会
開催日 :令和5年1月20日(金)
開催時間:14時00分~16時00分
開催場所:大牟田市役所北別館4階 第1会議室
1.各分科会における検討状況報告
まず、はじめに各分科会より検討状況の報告を行いました。
※↓報告内容一部抜粋
(分科会1 公共空間活用)
使ってほしい公共施設のポイントが見えていないことが課題となっているため、市としてテーマを決めて取り組むことが重要だと考えている。
テーマ性を持った取り組みを、市民や観光客に伝えていくことにおいて、特に大牟田駅周辺は非常に重要なポイントになる。
駅前広場を中心に検討できればと考えている。
(分科会2 空き家・空地・空き店舗活用)
対象区域がとても広いため、区域全体の中から重点地域の絞り込みを行い、その重点区域に注力する方向で検討を重ねている。
市全体の空き家率は20パーセント。
空き店舗に関しては、銀座通りや新栄町西側が顕著である一方で、新栄町東側は、マンション立地であり、スーパーの進出も決まるなどの立地環境だが、概して、市内一円に万遍なく拡がっていると捉えている。
(分科会3 産業イノベーション)
令和4年10月にOPENしたイノベーション創出拠点「aurea」で、今後どういった事業を行っていくのかについて協議会の立ち上げを準備しており、その協議会の取り組みでは、活性化への機運醸成や大牟田への関心を高められるかがカギとなると認識している。
また、イノベーション創出拠点「aurea」のOPENを契機として、如何に市全体へイノベーションの取り組みを拡げていけるかが必要。
(分科会4 交通戦略)
交通分野においては、人口減少をはじめとし、高齢者の増加、ドライバー高齢化による担い手減少など、課題が多い。
中心市街地エリアでは、路線バスに関しては大牟田駅を中心に市外・郊外向けの本数自体は充実。
一方で、効率化を図りつつ移動時間の確保といった、公共交通の在り方を検討することは時間がかかるテーマだが、官民一体となって、意見交換しながら、検討を進め、大牟田でできることを打ち出したい。
(分科会5 災害レジリエンス)
災害の切り口に対して、「まちなか」における大きな位置づけもなく、市域に波及する性質の内容が多い。
市では、排水対策基本計画(20年計画)を策定中でもあるため、分科会における検討ではハード整備は視野に入っていない。
このため、検討の方向性としてはハード整備の内容より「横にいる人を助けることができるのか?」といった内容の解決が課題として挙がっている。
2.検討委員による意見交換
各分科会からの報告や自立自走システムの構築等について意見交換を行いました。
分科会
検討委員会開催後、分科会を開催しました。
※↓意見・協議内容一部抜粋
(分科会1 公共空間活用)
公共空間を活かしたまちづくりのエリアを具体的にどこにするのか等、意見交換が行われ、大牟田駅~大牟田市庁舎周辺を中心に公共空間を活用した賑わい創出に係る検討を行うという分科会としての方針が共有されました。
(分科会2 空き地・空家・空き店舗活用)
郊外居住者等のまちなかへの移住の促進を長期的な視点で今後検討する必要がある等、短期・中期・長期の各視点で検討が進められました。
(分科会3 産業イノベーション)
市の事業、現状を確認し、イノベーションを起こしていく方策(案:デジタル人材育成や人や企業が出会う場の創出、イノベーション創出拠点「aurea」を増やす等)について意見交換を行いました。
(分科会4 交通戦略)
まちなかへのバス路線は充実しているが、郊外部での移動が課題、高齢化による事業者側の担い手不足(例:タクシー運転手の高齢化)といった現在の課題を共有し、分科会として提案の方向性について意見交換を行いました。
(分科会5 災害レジリエンス)
災害弱者を助けることが課題としてあがり、一方で、社会・地域貢献をしたいが、機会がないため、パワーを使えず蓄えている学生が起爆剤になる可能性がある等意見が出ました。
検討委員会・分科会 今後の予定
・第3回 検討委員会・分科会
日時:令和5年2月8日(水) 14時00分~16時00分 分科会16時00分~
場所:大牟田市役所 北別館4階 第1会議室
・エリアプラットフォーム設立総会
令和5年2月下旬予定