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宅峰中学校 平和学習 ~平和の尊さを後世に伝えていきたいという松井さんの願い~

最終更新日:

戦争体験者の実話をもとに制作された「命の紙芝居」の朗読をとおして

 宅峰中学校では、令和元(2019)年から毎年、講師として市内にお住まいの松井小百合さんをお招きして、平和学習に取り組んでいます。松井さんは、戦争の悲惨さや戦争の悲劇を二度と繰り返さないようにとの願いを、次代に伝えたいという思いから、戦争体験者から話を直接聞き取り、これまでに30作もの「命の紙芝居」を制作されています。

 そこで、8月4日(金)の平和学習では、松井さんの指導を受けて練習を行ってきた宅峰中学校3年の4名の生徒が、「とんぼ」の紙芝居を朗読しました。この紙芝居は、大牟田市の市街地や工場群を狙った全5回の大牟田大空襲のうち、昭和20年8月7日の4回目の空襲を体験した、玉永 強さんから松井さんが話を直接聞き取り、その内容をもとに葦ペン画に描き、まとめられたものです。体験者の気持ちを考えながら読んだという生徒たちの朗読は、とても素晴らしく、心に染みました。次に、長崎原爆被爆者の北島禮子さんから体験を聞き取り、制作された紙芝居「何もかもなくして」を松井さん自ら朗読されました。原子爆弾で何もかも失ってしまったけれど、自分の命が残り、残された命で精一杯生きてこられた北島さんの姿に、希望の光を感じることができました。また、BGMとして、小宮弘子さんによるキーボードの生演奏がより臨場感を高めました。

  • 校長先生の挨拶
  • GT松井さんからの挨拶
  • 生徒による朗読の様子
  • 小宮さんの演奏と生徒たちの朗読
  • 松井さんの朗読
  • 生徒代表によるお礼の言葉


 戦争体験者から聞き取ったことをしっかり伝えて、平和の尊さがたくさんの人に伝わることが自分の使命だという松井さんは、「100年後も世界が偉大な自然と平和な風で満たされていてほしい」と生徒たちに話されました。

 戦後から78年を迎える今年。戦争体験者が少なくなる中、いま生きている私たちも戦争の悲惨さや恐ろしさをしっかりと後世に伝えていかなければならないと思います。

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