本市で令和5年3月に策定した「大牟田市排水対策基本計画」では、今後20年間で実施するハード対策やソフト対策の両面からの効果的、効率的な浸水軽減対策をとりまとめており、今年度はこの計画に基づき市内各所において様々な浸水対策に取り組んでいます。
萩尾橋付近につきましては、諏訪川の流下能力や安全度を高めることが重要であることから、福岡県や熊本県において堤防嵩上げ、下流域での河道掘削が実施されおり、今後、萩尾橋付近でも河道掘削が予定されています。また、荒尾市や南関町においても対策を講じることで、流域関係者全員で治水対策を実施しているところです。
現在、諏訪川については河川の水位を下げる、流量を減じるといった対策を行うとともに、福岡県と熊本県において、諏訪川の治水、利水、環境の観点から将来あるべき姿や河川整備の方針を定める「基本方針」を策定中です。
ご提案の諏訪川と水路を仕切る対策を含む局所対策につきましては、河道掘削の効果や今後策定される諏訪川の「基本方針」を見極めたうえで検討していきたいと考えています。まずは、早急に河道掘削の実施を福岡県へ要請してまいります。
本市では、今後も災害に強いまちづくりを目指し、着実に浸水対策に取り組んでまいりますので、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。