5月は玉川を10月は甘木山を、まるごとウオッチング!
大牟田市は海と山に囲まれた自然豊かなまちで、ここで生きている動植物や地域の遺跡には、大変めずらしいものがたくさん見られます。大牟田市教育委員会では、大牟田の自然や歴史等について関心を高めるとともに、自然愛護の心情を醸成し、郷土への愛情を深めることを目的とする「おおむたネイチャースクール」を、今年度も春と秋に実施しました。講師はネイチャーガイド・オオムタ「自然案内人」の柿川和機さんです。
5月27日(土)は、「ネイチャースクール in 玉川(春)」を実施しました。小・中学生17名と保護者3名が参加し、櫟野石の石切場跡、土穴のエノキ、櫟野諏訪神社、街道橋、焼石山を約2時間かけてゆっくり散策しました。櫟野石の石切場跡では、石工の里櫟野歴史保存会の前原八寿之さんや岡村康さんもガイドに加わり、神社の鳥居や灯籠、狛犬などについて話をしてくださいました。
10月28日(土)は、「ネイチャースクール in 甘木山(秋)」を実施しました。小学生13名と保護者2名が参加し、甘木山公園でネイチャービンゴゲームを楽しみ、その後、甘木山公園から甘木山までいろいろな生き物についての説明を受けながら自然散策しました。ジョロウグモの巣や木に実る赤い実を観察したり、笹の葉で笹舟を作ったり、秋の草の匂いを嗅いだりと、普段できないことを存分に体験することができました。ゴール地点では、お茶の芳香園さまが水出し冷茶をふるまってくださいました。疲れた体においしい日本茶が染みわたりました。