令和5年12月10日(日曜日)午前10時から、駛馬地区公民館プレイホールで、「災害から地域の人々を守るために」をテーマに令和5年度駛馬校区防災訓練(講座)を行いました。
主催は駛馬校区まちづくり協議会(安心安全部会)、共催は駛馬地区公民館です(地域ESD推進事業)。校区内の町内公民館長・自治会長・防災士・民生委員・福祉施設の職員等が参加しました。
冒頭、駛馬校区まちづくり協議会の赤星会長が訓練(講座)に臨む心構え等について挨拶を行いました。
駛馬校区まちづくり協議会 安心安全部会の北川部会長が司会進行を行いました。
講師は、大牟田市防災危機管理室の職員が務めました。
まず、「今年の大雨を振り返る」と題して、他の自治体を含む今年の災害発生状況等について解説が行われました。
今回の訓練(講座)のメインは、災害が発生したときの、個別具体的な避難体制づくりです。
校区内を6つのグループに分け、参加者は自分の住んでる地区のグループに入ります。それぞれのグループは隣接する町丁で構成されています。
参加者には、建物輪郭入りの白地図が渡されます。この地図は水害が発生したときの浸水の度合いや、土砂災害のリスクが高い場所がカラーで示されていて、避難に適さないルートが一目で分かるようになっています。また、各グループの地区に住む、災害時の要支援者(障碍があったり一人暮らしで移動手段が無かったりなど、独力で避難できない人)のリストが提示されます。
参加者は、この要支援者を誰がどのような手段でどこへ避難させるか、どのルートが最適か、協議をします。
地図上の要支援者の家に赤のマークをつけ、支援する人の家に青のマークをつけていきます。自分の町丁だけで支援者を確保できないこともあるので、グループ内で協力体制が取れるよう話し合っていきます。
▽最後に、各グループから、災害時の課題や工夫している取り組みを発表してもらいました。
▽訓練(講座)では福祉避難所やペット同伴避難についても取り上げました。校区内に所在する福祉施設から受入れにあたっての説明が行われました。