ペットボトルキャップ集めから小さな思いやりを循環していこう!
大牟田市内には、家庭や地域の方と協力してペットボトルキャップの回収を行い、坂西医院(原山町)の坂西先生が活動されているNGO団体「i サイクル」に提供している学校があります。
白川小学校では、平成29年度からペットボトルキャップを集める活動を始めました。集めたキャップをきれいに洗った後、自分たちで色別に仕分けし、坂西先生をとおして「i サイクル」に提供しています。
1月24日(水)、坂西先生と海外で支援活動を行っている I S A P H(International Support And Partnership for Health)の安東さん、ラオス在住で医師のトウンラヴォンさん、助産師のファヴォンさん、ラオス語の英語通訳者のファイソーバさんの4名のゲストティーチャーを白川小学校にお招きし、交流授業を行いました。

4名のゲストティーチャーの自己紹介

交流授業の趣旨説明

坂西先生からiサイクルの説明

ラオスの文化や生活について紹介
主幹教諭の廣松先生や「 i サイクル」の坂西先生の、絵や関係図を使った分かりやすい話から、子どもたちは自分たちの小さな活動が、SDGsの17のゴールのうち、12や14、3、17に結びつくことを理解しました。続いて、ラオスの医師、看護師が、ラオスの気候、伝統や文化、子どもたちの生活の様子について紹介しました。
「i サイクル」がリサイクル工場に買い取ってもらった収益金が、支援する村の生活環境向上につながり、赤ちゃんの健診や乳児の家庭訪問支援にもつながっていることがよく分かりました。現地の小学校からお礼のメッセージ動画も届けられ、子どもたちは自分たちの小さな活動が世界につながっていることを実感することができました。

ラオスの小学生からのお礼のメッセージ動画

子どもたちの生活の様子について紹介
質問タイムでは、「一つの村を支援するためには、ペットボトルキャップに換算して何個集めればよいのか」「なぜ、この仕事についているのか」等、リアルな体験を共感したからこそ、もっと理解したいという子どもたちの気持ちが伝わる質問が飛び交いました。「ペットボトルキャップ集めにもっと協力したいと思うようになった」「ラオス語を話せるようになって、ラオスに行ってみたい」「自分にできる小さな思いやりを続けていきたい」授業後、このような感想を聞くことができました。
ラオスのお二人は、この日、初めて雪を見たそうです。素敵な思い出と感動を持ち帰っていただき、これからの活躍の糧としていただきたいと思います。