本市は、市民や事業者と協働しながら、認知症を地域の中で支え見守るための体制づくりなどに取り組むことにより、「高齢者に優しい福祉のまち」として国内外から注目を集めています。特に、認知症の人を地域全体で支えるための「ほっと安心ネットワーク模擬訓練」などの取組は、「大牟田方式」とも言われ、高い評価を得ています。
今後は、こうした取組を活かしながら、高齢者だけでなく、障害のある人や子育て世帯など、誰もが住みなれた地域でお互いが支え合い、助け合いながら、自立して暮らし続けることができるよう取り組むこととしています。
あわせて、本市は、広域連携による様々な取組を進めており、その一つとして、本市を中心市とし、柳川市、みやま市、荒尾市、南関町、長洲町の4市2町で「有明圏域定住自立圏」を形成し、魅力ある圏域づくりに向けて取り組んでいます。具体的には、圏域間における図書館の相互利用や電子図書館の共同運営、広域観光の振興、雇用の促進、認知症支援の広域的推進など、全22の連携項目での連携を進めています。
引き続き、大牟田市の喫緊の課題である人口減少に対応していくため、将来にわたって安心安全で魅力的なまちづくりを進めてまいります。