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定例市長会見 令和6年2月15日開催

最終更新日:

市長報告・発表案件

(1)令和6年度予算(案)に伴う主要事業について

 本市の令和6年度に予定している主な事業について説明します。


 令和6年度当初予算案における主な事業につきましてご報告いたします。令和6年度当初予算の総額は、606億円で、前年度比5億2千万円、0.9%の減となっております。
主な事業につきましては、参考資料「令和6年度当初予算(案)における主要な事業」に基づき、ご説明いたします。

 令和6年度におきましては、「若者が夢を持って働くまちづくり」、「子育て世代に魅力的なまちづくり」及び「誰もが安心して元気に暮らせるまちづくり」の3つのまちづくりを進めるとともに、「まちなか再生による活性化」や「災害につよいまちづくり」にしっかりと取り組んでまいります。

 それでは、主な取組についてご説明します。まず、「若者が夢を持って働くまちづくり」でございます。
 新大牟田駅産業団地等への企業誘致を進め、新たな雇用の創出と市内企業との取引拡大による地域経済の活性化を図ってまいります。
 また、イノベーション創出拠点「aurea(アウレア)」内に、経営の効率化や技術開発など中小企業が抱える様々な課題に対して、相談・支援を行うワンストップ産業支援窓口、(仮称)大牟田市ビジネスサポートセンターを新たに設置し、市内企業の支援に取り組んでまいります。
 さらに、企業合同面談会や合同会社説明会、産業フェスタ等の開催、さらには、市内企業の積極的なインターンシップの受入れに対する支援を行い、地域企業への就業促進を図ってまいります。
 加えて、意欲ある農業者の支援としまして、認定新規就農アドバイザーによる支援や、省力化・効率化のためのスマート農業機械等の導入支援を行いますとともに、有害鳥獣による農林水産物の被害の軽減に向け、情報伝達や駆除に係る体制の強化に取り組んでまいります。

 次に、「子育て世代に魅力的なまちづくり」でございます。
 妊娠期から子育て期までの切れ目ない支援としまして、身近な伴走型の相談支援と経済的支援を一体的に行うとともに、妊婦健診や産婦健診の充実に取り組んでまいります。
 また、安心して子どもを産み育てることができ、子どもが誰一人取り残されることなく健やかに成長できるまちの実現に向け、本市独自の子ども・子育て応援条例の普及啓発を行うとともに、新たな学童保育所の整備、夏休み児童預かりモデル事業の拡充を進め、学童保育所の待機児童ゼロを目指してまいります。
 さらに、子ども医療費については、令和7年1月から、就学前までを無償化するとともに、小中学生の自己負担額についても入院を無料、通院をひと月あたりワンコイン(500円)とし、支援を拡充いたします。
このほか、子育て世帯の住宅改修への支援、子どもの出生や入学をお祝いするため、記念品やお祝いの品の贈呈などを実施してまいります。

 学校教育の充実につきましては、小中一貫教育制度の導入を進めるとともに、義務教育学校の設置に向けた取組を進めてまいります。
また、誰一人取り残さない学びの保障としまして、不登校児童生徒の多様な学びの場を確保するため、校内教育支援センター「ハートフルルーム」を設置するとともに、スクールソーシャルワーカー及びスクールカウンセラーの充実や、学習指導員の配置を行ってまいります。加えて、4月に開校予定の夜間中学「ほしぞら分校」において、学び直しを支援するとともに、不登校生徒の受け入れを行ってまいります。
 次に、学力の向上につきましては、習熟度別や課題別の少人数授業を引き続き実施するとともに、小・中学校へのスタディサポーターの派遣のほか、授業でのデジタル教科書の活用、タブレット端末で使用できる学習支援アプリの家庭学習での活用などを進め、児童生徒の学力の向上を図ってまいります。
 このほか、物価高騰による保護者の負担軽減のため、給食費の一部について引き続き支援を行います。

 続きまして、「誰もが安心して元気に暮らせるまちづくり」でございます。
 まず、地域コミュニティの活性化を目指し、地域の自主的な取組への支援を行うとともに、地域コミュニティ組織が維持管理する防犯灯の電気料を全額市で負担することにより、地域コミュニティの負担の軽減を図ってまいります。
 次に、健康づくり・フレイル予防への取組としまして、ウォーキング等の運動の促進や健康に関する測定・相談などを行い、健康づくり活動に取り組む市民の増加を目指してまいります。
 また、地域共生社会の実現に向けた仕組みづくりとして、事業者が合理的配慮の提供を行う際の費用を助成し、障害のある方の社会参加に向けた環境整備を進めてまいります。
 さらに、人と環境にやさしいまちへといたしまして、ゼロカーボン都市に向けて、EV車の普及のため、充電設備の設置促進に向けた検討や市民のエコ行動の実践につながる取組を進めるほか、危険な暑さが見込まれる時に開設するクーリングシェルターの指定と、周知啓発を図ってまいります。
 また、令和10年度の供用開始に向け、大牟田・荒尾清掃施設組合が取組む新たなごみ処理施設の整備を進めることとしております。

 次に、「まちなか再生による活性化」についてでございます。
 官民連携による将来ビジョンに基づく取組や、若者が主体的にまちづくりに取り組む仕組みづくりを進めるとともに、賑わいの創出に向けたイベントの開催や若者が集まる場づくり等に取り組むことにより、まちなかの再生・活性化を図ってまいります。
 また、延命公園エリアの魅力創出としまして、市民体育館の跡地に新たな駐車場や芝生広場の整備を進めるとともに、公園内にインクルーシブ遊具や案内板の設置などを進め、公園内における各施設の回遊性を高めることにより、更なる魅力向上につなげてまいります。
 加えて、総合体育館「おおむたアリーナ」のオープニングイベントを皮切りに、トップレベルの大会の開催や選手との交流機会を創出し、スポーツを通じたまちの賑わいや地域経済の活性化を図ってまいります。

 次に、「災害につよいまちに向けて」、排水対策基本計画に基づき、ハード・ソフトの両面から効果的・効率的な対策を実施し、浸水被害の軽減を図ってまいります。
 令和6年度は、引き続き、三川新ポンプ場建設や三田堤の改良工事等に取り組むほか、新たに白川ポンプ場のポンプの増設や歴木地区の樋門増設、船津新川堤防嵩上げ工事等に取り組んでまいります。

 最後に、「わたしたちのまちの魅力をもっと知ってもらうために」、おおむたPRキャンペーンにおいて、本市の住みやすさや観光資源などをメディアやイベントを活用してPRすることにより、本市の知名度向上とイメージアップを図ってまいります。また、市公式観光サイト「おおむたOne plate」をはじめとした情報発信や、来訪者の市内飲 食店等利用を促すクーポンの発行を行い、交流人口の拡大を図ってまいります。
 あわせて、移住支援制度やおためし居住の仕組みを活用し、移住人口の増加を図るほか、若い世代をはじめとする市民が本市の魅力を再認識し、郷土への愛着や誇りを醸成する機会を増やすことにより、本市への定住を図ってまいります。

 これらの取組を進め、市民の皆様が安心安全に生活でき、魅力的なまちを創るとともに、将来を担う子どもたちやお孫さんたちが、この豊かな大牟田で安心して仕事をしながら生活できる未来を目指してまいりたいと考えております。



(2)「大牟田市消防本部 大規模災害対応訓練」の実施について

 「大牟田市消防本部 大規模災害対応訓練」の実施についてお知らせします。





 12年前の2011年3月11日、東日本大震災が発生し、東北地方に甚大な被害をもたらしました。この災害は、私たちの心に今なお深く刻まれ多くの教訓を残すことになりました。

 そうした中、今年の1月1日には、能登半島地震が発生し、多くの方が被災され、今も避難生活を余儀なくされておられます。

 災害はいつどこで発生するかわかりません。私たちは常に被災した場合に備え手順や活動等を再確認しておく必要があると考えております。

 そうしたことを踏まえ、大牟田市消防本部では、来月「3月11日」を迎えるにあたり、本部敷地内において、大規模災害を想定した対応訓練を実施することといたしました。

 この訓練では、消防職員の震災対応力の強化のため、食料調達や炊き出し訓練などに加え、消防職員が緊急消防援助隊として、他都市の災害に派遣された際に備え、野営訓練も実施する予定としております。

 また、防災意識の向上や災害に対する正しい知識と行動の理解を深めていただくため、市民の参加も呼びかけたいと考えておりますので、地域の皆様のご参加をお願いします。





(3)おおむた産業フェスタの開催について

 大牟田の魅力としての産業や雇用を市民に知ってもらい、将来の仕事について考えるきっかけと地元就職への意識の醸成を図るため、おおむた産業フェスタを開催します。




 本市の魅力的な産業、企業を広く市民に知っていただくとともに、若い世代に対して、将来の仕事について考えるきっかけを作り、地元就職への意識醸成を図ることを目的に、令和6年3月16日の土曜日、イオンモール大牟田北側駐車場において、「おおむた産業フェスタ」を開催します。

 今回のイベントは、市、商工会議所、公共職業安定所、食堂組合が参加する実行委員会が実施するもので、初めての開催となります。

企業紹介ブースでは、製造、建設、情報、金融、運輸、医療、福祉、公共機関など52の事業所・団体等が出展します。はたらく車両の試乗や展示、制服の試着、職業体験、自社製品の展示や試食など、様々な体験ができる展示となっており、楽しみながら、市内企業等の魅力を知ることができます。

 また、飲食・物産ブースでは、23の事業所が出展予定で、大牟田特産の農水産物、饅頭など大牟田自慢の食と特産品を味わうことができます。

 さらに、ステージや学校のブースでは、市内の高等学校5校と有明工業高等専門学校の皆さんが、クラブ活動、各専門科の取組みや特色を紹介する予定です。

 加えて、できるだけ多くの企業紹介ブースを回っていただけるようスタンプラリーも実施いたします。

 「おおむた産業フェスタ」で、地元の魅力あふれる多くの企業を知っていただくとともに、このイベントで、触れて、乗って、食べて、楽しく1日を過ごしていただきたいと思います。

 就職を検討している若い世代の皆さん、小学生、中学生、高校生とご家族の皆さん、さらには地域の企業や食に関心のある皆さんなど多くのご来場をお待ちしています。



記者クラブからの質問

(1)大規模火災を防ぐための取組みについて

1月14日に中島町で発生した火災を機に、大牟田市は早くから栄えた故に「火災に弱い街」という側面が明らかになりました。より積極的な防火のため、住宅の防火改修に要する費用の補助金や、市民を対象に消火訓練などの予定はありますか。




 大牟田市には、建物の密集する地域で火災が発生した場合、建物相互の延焼を防止することを目的に準防火地域が定められています。中島町は、準防火地域内に位置しており、建築基準法において網入りガラスを使用するなど一定の防火性能を有することが求められております。
 これらの設備につきましては、法律上の規制が求められるものであるため、適正な維持管理の重要性を周知すると共に、必要な指導を行ってまいりたいと考えています。
 次に、市民を対象とした消火訓練等については、総合防災訓練をはじめ消防本部において、春、秋の火災予防週間中及び学校や各事業所における避難訓練実施時に水消火器を使用した消火器の取り扱い訓練を実施しています。
 また、毎年11月には、市内事業所を対象に実際に消火器を使用した消火技術大会を開催するなどの取り組みを行っているところです。
 さらに、他都市で大規模な火災が発生した折には、類似する施設、事業所などに重点的に火災予防啓発を実施しています。
 先日、中島町で発生した建物火災の後には、速やかに周辺住民への予防啓発活動も実施いたしました。今後も引き続き、消火器の取扱訓練など、機会を捉えた予防活動を行なうとともに、火災予防を徹底してまいりたいと考えています。




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