晴天に恵まれ、大牟田の自然を満喫!
海と山に囲まれ、自然豊かなまち「大牟田」。大牟田に生息する動植物には、大変めずらしいものがたくさん見られます。ネイチャースクールは本市のESD推進事業の一つで、体験を通して自然愛護の心情を醸成し、郷土への愛情を深めることを目的としています。毎年、市内の小・中学校から自然が大好きな子どもたちが集まります。
5月25日(土)、三池小学校に集合し、三池陣屋眼鏡橋と堂面川でネイチャースクールが行われました。講師はネイチャーガイド オオムタ「自然案内人」の柿川和機さんです。約20名の小学生と保護者が参加しました。
三池小学校を出発した一同は、今から約170年前の江戸時代に造られた三池陣屋眼鏡橋に向かいました。三池藩陣屋の大手門前の堂面川にかけられたこの石橋はコンクリート舗装され、今も近隣の生活道路になっており、人も車も通ります。歴史的な建造物にロマンを感じました。
その後、子どもたちは、堂面川の浅瀬から次々に水の中に足を踏み入れました。どんな生き物が生息しているか観察するために、網ですくっては、「スジエビだ!」「これは、ヨシノボリだよ。」「アメリカザリガニだ!これは、外来種だよ。」と、自分たちで話をしながら次々に容器の中に入れました。川の上流に位置するこの場所では、人の動きで水が濁っても、あっという間に水が澄み、川底が見えました。水から出た子どもたちは、柿川さんの生き物解説を聞いた後、愛おしそうに生き物をそっと川に帰しました。
最後に、新しく完成した三池学童保育所のテラスをお借りし、川の上流と下流の水の透明度を測り、水がどれくらい汚れているかを検査しました。参加した児童と保護者、迎えに来た方々も加わり、環境について学び、美しい川を守るために自分たちにできることを考えることができました。