先生からは、空き家の写真を見てどう感じるか、もし家の周りに空き家が増えたらどう思うか、という問いかけがありました。また、空き家になる主な理由として自宅を持つ高齢者の死亡や施設への入所だということや、結婚して実家を出た子どもも家を持っていて実家が空き家のままになっていることが多いことなどをお話していただきました。
以上の話をして、今後の大牟田がどうなるか予想をしてもらいました。
授業2回目 市や校区の空き家の実態を学ぶ
2回目は、大牟田市と地域主体で空き家対策に取り組む羽山台空家対策プロジェクトの平良さんから子ども達へ市や校区の空き家の実態をお話しました。
子ども達からは、以下のような鋭い質問がたくさん出て先生達もタジタジでした笑
・空家に侵入者が入った時の責任は誰にあるの?
・所有者でないとリフォームできないの?
・空家は何年前から増えているの?
出前講座後は、ご家庭で保護者の方と一緒に課題解決策を考えてもらいました。
授業3回目 空き家活用のアイディアを出す
3回目も、教頭先生が授業を行ってくれました♪
空き家対策のアイデアをみんなで出し合い交流を深めた後に、付箋で書き出してもらいました。その上で各グループで地域の良くなり度や実施への難易度を分けてまとめてもらいました。
3グループに発表してもらい、
・「空き家をリフォームして公民館やお店にする」
・「空き家を生活に困っている人に使ってもらう」
・「公園にする」
・「ひみつきちにする」
・「おばけやしきにする」
といった意見など、いろんなわくわくするようなアイディアがたくさん出ました。
3時間目の最後に、羽山台空家対策プロジェクトの平良さん、一般社団法人住教育推進機構の山城京子先生から一言ずつお言葉をいただきました。
平良さんからは、「空き家を綺麗にしておくこと、がみんなの意見の根底にあり、ほったらかさないという意見で安心しました。これからもよろしくお願いします。」
山城先生からは、「未来を向いた意見がたくさん出ていてよかった。20年後はみんながまちづくりの主役になります。今日出た意見がいつか実現できたら面白いですね。」
といったコメントをいただきました。
今回の授業で学んだことを活かし、これからも「誰しもが住みよい 大牟田」をめざしていってほしいと思います。