答えと解説

当日配布したふりがな付きの答えと解説はこちら

＜問題A＞塩分はたくさんとったほうが体にいい？

(1)はい　(2)いいえ

＜答え＞(2)いいえ
＜解説＞

血液中の食塩濃度は常に一定に保たれています。塩分を取り過ぎると一時的に血液中の塩分濃度が上がります。すると、それを薄めるために必要な水分を補給しようとするため、のどが渇きます。水分が補給されると血管内の血液量が増えるため、血管にかかる圧力が強くなります。この状態を高血圧といいます。高血圧の状態が続くと、心臓や脳、腎臓の病気にかかりやすくなります。健康に過ごすためにも、塩分の取り過ぎには気をつけましょう。

＜問題B＞日本人が１日にとっている塩の量はどのくらい？

(1)6.2ｇ　(2)8.8ｇ　(3)10.1ｇ

＜答え＞(3)10.1ｇ
＜解説＞
国の調査によると、日本人は1日あたり10.1gの塩をとっています。国が定める日本人(成人)の1日の食塩摂取目標量は男性7.5g、女性6.5ｇです。日本人は、目標よりも3～4g多くとっていることになります。ちなみに、(1)6.2gはオーストラリア、(2)8.8gはアメリカです。世界と比べても日本人は塩をたくさんとっていることが分かります。

＜問題C＞野菜をたくさん食べると塩分を体から出すことができる？

(1)はい　(2)いいえ

＜答え＞(1)はい

＜解説＞
野菜には、余分な塩分を体の外に出す働きのあるカリウムという栄養がたくさん含まれています。野菜をたくさん食べることは高血圧予防にとても効果的です。ほかにも、野菜には体にとって欠かせないビタミン類やおなかの調子を整える食物繊維などがたくさん含まれています。好きな野菜を中心にたくさん食べて体の調子を整えましょう。

＜問題D＞カレーライスに入っている塩の量はどのくらい？

(1)1.5ｇ　(2)2.5ｇ　(3)3.7ｇ

＜答え＞(3)3.7ｇ
＜解説＞
カレーライスには1食当たり3.7gの塩が含まれています。これだけで1日の約半分の塩をとることになります。(1)の1.5gはみそ汁1杯に含まれる塩の量、(2)の2.5gはハンバーガー1個に含まれる塩の量です。どれもおいしくて、たくさん食べたくなりますが、量や食べる回数に気をつけて食べましょう。