企画意図
炭鉱のまち・大牟田は、かつて九州一とも言われた大変な賑わいを創出した歴史があり、昭和の空気を漂わせる路地や飲食店など、その名残が大牟田の中心市街地には残っています。一方、労働争議や炭鉱事故、人口減少、公害問題などのネガティブイメージも否定できません。しかし、近年、市街地に若い起業家の出店も目立ち、明るく健全な未来を予感させています。
本作は、大牟田市動物園と大牟田の漫画文化をモチーフにスマッシュヒットを記録した『いのちスケッチ』(2019)に続く第二弾であり、炭鉱町ならではの庶民的なグルメと昭和情緒溢れる街並みを主な舞台として、地域の活性化を目指すものです。
”日本の縮図”と言われた大牟田を舞台にした映画製作は、大牟田に留まらず全国の地方都市に対して「地方創生」へのメッセージになると考えています。
物語
友人に裏切られ、夢である洋菓子店開店が危ぶまれる女性、亜美(28)。過去を隠して大牟田に来た青年、司(26)。訳あって車上生活をする初老の元地方政治家、静男(71)。大牟田の町で3人が出会うきっかけとなったのは、1型糖尿病を患っている日菜子(10)がいじめられている現場に遭遇したことだった。日菜子もまた、自分の人生に向き合い、ひたむきに生きていた。天真爛漫で常に前向きな日菜子に触発されて、亜美、司、静男は、未来に向かって歩みはじめる。亜美は洋菓子店を苦労の末にオープンし、それを手伝っていた静男と司は、洋菓子店の近くで焼き鳥屋を始めた。そんなある日、司の過去を知る不良たちがこの街にやって来て・・・。
キャスト
・亜美役・・・筧美和子さん
・静男役・・・陣内孝則さん
・司役・・・福山翔大さん
・日菜子役・・・奥野楓さん
・日菜子の母役・・・林田麻里さん
※その他キャストは、随時お知らせします。
作品概要
監督:瀬木直貴
脚本:松本稔
プロデューサー:瀬木直貴、宮崎逸郎 ほか
撮影時期:2024年7月27日~8月下旬
公開時期:2025年秋(予定)
後援:福岡県・大牟田市・大牟田商工会議所・大牟田医師会・大牟田観光協会
協力:ARIAKE CREATIVE・福岡女学院大学・帝京大学 ほか
製作:『オオムタアツシの青春』製作委員会
制作プロダクション:ソウルボート
スケジュール
令和6年
3月8日 映画製作決定。瀬木直貴監督と林田麻里さんが、大牟田市役所と福岡県庁を訪問(外部リンク)
4月27日~29日 公開オーディション開催
7月12日 8月19日撮影エキストラの募集開始(外部リンク)
7月26日 主演・筧美和子さんの発表
7月27日 おおむた「大蛇山」まつりを皮切りに撮影スタート
7月29日 安全祈願祭および、メインキャストの発表
(今後の予定)
8月19日 おおむたアリーナで「子ども格闘技大会」の観客エキストラを入れて撮影
令和7年
秋 全国ロードショー(予定)
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