大牟田市新庁舎審議会における市庁舎整備に関するスケジュールについて、8月6日に市庁舎整備基本構想がまとまり、10月に市民意見を募集した上で構想案を完成させ、令和7年1月に市に答申予定と報道されていましたが、この過程に疑問があります。
大牟田市協働のまちづくり推進条例第8条では、「市は、施策の立案、実施及び評価における各段階において、その内容、効果等を市民等に分りやすく説明しなければならない。」と規定されています。このことから、基本構想案がまとまった後にいきなり意見募集を行うのではなく、市民向けの説明会を開催して市民の意見募集を行ってください。市庁舎整備は市民の関心事項なので、市の条例を遵守して事業を進めてください。
本市では、ご案内の大牟田市協働のまちづくり推進条例第8条(市の説明責任)に基づき、新庁舎整備に向けたこれまでの検討の各段階において、市民のみなさんへの分かりやすい説明に努めて参りました。
具体的には、令和2年2月に実施した市民アンケートにおいて、市庁舎の位置は現在地及び笹林公園がよいとする意見が約6割であったことを踏まえ、新庁舎の位置を現在地、立体駐車場敷地、笹林公園のいずれかとすることを盛り込んだ「新・庁舎整備に関する基本方針」を令和4年度に策定しました。この新・基本方針策定にあたっては、出前講座を実施し方針案の説明を行うとともに、パブリックコメント(市民意見募集)を実施しました。
また策定後は、市のホームページにおいて、新・基本方針に加え、解説版においても寄せられた意見の一部を紹介しているところです。
本年度の新・基本方針をベースとする基本構想の策定におきましても、これまで、庁舎整備基本構想策定審議会は全て公開とし、会議資料を、随時、市のホームページ等で公表し策定経過を明らかにするとともに、市民等からのお問い合わせについても丁寧に対応しているところでございます。
今後につきましては、パブリックコメント前の基本構想(案)を多くの市民のみなさんに知っていただけるように、市のホームページでの紹介はもちろんのこと、全世帯へ配布する広報おおむたでの概要説明を予定しております。さらに、若い世代の方へも広く関心を持っていただけるように市公式SNS等を通じて広く情報発信を行って参ります。
そのような情報発信の後パブリックコメントを実施することで、より多くの方に庁舎整備について知っていただき、多くの意見を寄せていただきたいと考えておりますので、ご理解の程、よろしくお願いします。