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定例市長会見 令和6年12月2日開催

最終更新日:

市長報告・発表案件

(1)12月補正予算(案)における主な事業について

 本市の令和6年度12月補正予算(案)について説明します。



 本日は、12月市議会定例会の補正予算案のうち、主な事業の概要について、ご報告いたします。

 補正予算の総額については、子育て・教育環境の充実や災害に強いまちづくりなどを中心に、1億7千万円余りを提案させていただくこととしております。
 具体的には、待機児童解消に向けた学童保育所整備のため手鎌学童保育所の造成工事など子育て・教育環境の充実、井堰の改修工事や雨水貯留浸透施設整備のための測量調査など災害に強いまちづくりの取組、地域活性化起業人の活用による行政DX推進にかかる予算などを編成いたしております。
 それでは、資料に基づきご説明いたします。
 なお、お手元の資料では、主な事業を抜粋しているため、金額の合計が一致しないところがありますので、ご了承ください。
(※以下、資料に基づき説明)

記者クラブからの質問

(1)「103万円の壁」について

 ①市長として、非課税の「壁」は見直しがよいか、そのままにしておいた方がよいか、どちらの考えでしょうか。

 ②見直しを進める場合、大牟田市(地方自治体)が解決しないとならない課題はどのようなことがあるのでしょうか。

 ③見直しする場合、非課税枠はどれぐらい拡大したら、労働力不足改善、消費拡大、大牟田市の活性化につながると考えていらっしゃるでしょうか。




 現在、政党間におきまして、いわゆる「103万円の壁」について、見直しの議論が行われているところであり、人手不足が社会的課題となる中、「働き控え」の解消など、働き方改革に向けて、様々な政策の議論を行うことについては、私としましても必要なことであると考えております。

 しかしながら、仮に基礎控除額を国・地方において75万円ずつ引き上げた場合、国税と地方税合わせて年間7兆円から8兆円程度の影響があるとされており、地方自治体の基幹税である個人住民税において年間4兆円の減収が見込まれるほか、所得税の減収に伴う地方交付税の減として、約1兆円が見込まれるなど、地方財政への甚大な影響が懸念されており、本市についても、大きな影響を受けるものと考えております。

 特に、個人市民税は、本市の税収入の約3割を占める税目であるとともに、「地域社会の会費」としての性格を有し、社会福祉、子ども子育て、学校教育、公共施設運営、ごみ処理など、住民に身近な行政サービスの基盤となっております。もし、急激な減収となりますと、これらの提供に重大な支障をきたすことになるものと考えられます。


 このため、「103万円の壁」の見直しの検討に当たりましては、地方の意見を十分に踏まえるとともに、住民に必要な行政サービスを提供する基盤である地方税財源に影響を及ぼすことのないよう慎重な議論を行うよう強く求める必要があると考えております。

 なお、「非課税枠」の拡大幅につきましては、現在国において様々な議論が行われており、私としましては、この内容を注視したいと考えております。



(2)大牟田市動物園整備基本計画の進捗状況

 モルモット、レッサーパンダ、キリン舎について新たに整備する計画を進め、見直しもあったと伺っている。現在どうなっているのか、施設をいつまでにどのように整備する計画か、見直しの経過や概要は?




 大牟田市動物園については、昭和16年の開園以来、80年余りとなり、大牟田市民はもとより近隣からも多くの方にご来園いただいております。近年では、映画「いのちスケッチ」の舞台になるとともに、環境エンリッチメントやハズバンダリートレーニングなど「動物福祉を伝える動物園」として、全国でも大きく注目を集めております。
 このような中、平成4年の大規模リニューアルから30年余りが経過し、園内施設の多くが老朽化しております。また、飼育動物数の減少や高齢化も進み、動物福祉を推進していくための飼育環境整備が課題となっております。
こうしたことを踏まえ、令和5年9月に大牟田市動物園整備基本計画を策定し、令和8年度までにモルモット、レッサーパンダ、キリンの3種の飼育施設を整備する方針としたところです。
 しかしながら、具体的な飼育施設整備の設計を行う中において、近時の物価高騰の影響等もあり、整備費用が大きく増高することが見込まれることとなりました。

 このため、動物園指定管理者とも協議を進めながら、整備内容等の再検討や事業費の縮減等の検討を進めてまいりました。
 その結果、整備方針を一部見直し、令和7年度から8年度にかけて、モルモット及びレッサーパンダの2つの飼育施設の整備に取り組むこととするとともに、キリンの飼育施設に関しては、引き続き有利な財源の活用検討を進めながら、令和9年度以降に整備することとしたいと考えております。
 私は、動物園が、これまでの動物福祉の取組みを継続しながら、これからも市民に憩いの場、癒しの場を提供し、市民に親しみ愛される施設でありたいと考えております。
 このようなことを踏まえ、動物園整備に当たりましては、本市の貴重な地域資源、いわゆる地域の宝として、さらなる魅力向上を図り、これからも来園者に楽しんでもらう施設を目指してまいりたいと考えております。


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