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定例市長会見 令和7年5月26日開催

最終更新日:

市長報告・発表案件

(1)災害に強いまちづくりについて

 令和2年7月豪雨災害から5年を迎え、大牟田市排水対策基本計画の進捗状況とこれからの災害に強いまちづくりについて説明します。

 



 令和2年7月の豪雨災害から今年で5年を迎えることになります。
 改めて、災害でお亡くなりになられたお二人の方のご冥福をお祈りするとともに、被災された皆さまに、心よりお見舞いを申し上げます。
 本市では、豪雨災害以降、復旧事業に懸命に取り組むとともに、被災された皆さまの生活再建に向けた支援に取り組んでまいりました。
 また、令和2年7月豪雨災害検証委員会の提言を踏まえ流域治水の観点から総合的に浸水被害の軽減を図ることとし、令和5年3月に策定した「大牟市排水対策基本計画」に基づき、ハード・ソフトの両面から、効果的・効率的な浸水対策を実施し、災害に強いまちの実現に向け取り組んでいるところです。 
 令和6年度のハード対策においては、主に、「溜める」対策として、三田堤や小野ため池の貯留効果を高める工事を、「排水する」対策として三川新ポンプ場の建設工事や白川ポンプ場のポンプ増設による機能増強工事などを実施しています。
 また、「流す」対策として、歴木の樋門増設、船津新川堤防嵩上げや市内水路の改修などの工事に着手しております。
 なお、小野ため池の工事は令和6年度末に完成し、三田堤は本年6月末の完成を予定しており、三川新ポンプ場につきましては、令和8年度の試運転を予定しております。
 令和7年度は、手鎌野間川の関連工事として堤防道路拡幅工事や歴木地区・八江町地区の水路改良工事などに取り組むとともに、流域治水の考え方に基づき、三井化学株式会社大牟田工場が実施する雨水貯留浸透施設(オンサイト施設)整備を協働して実施してまいります。
 次に、ソフト対策としまして今年度も引き続き、防災士の養成講座やスキルアップ研修の開催、地域・学校における防災訓練及び防災教育の開催支援等による地域防災力の強化に取り組んでいます。
 また、職員を対象とした訓練・研修の実施、防災マスター養成塾の開催など、災害対応力の高い人材育成にも努めてまいります。
 加えて、来月の2日には出水期に向けて万全な体制をとるため、本市及び大牟田警察署や陸上自衛隊などの関係機関と協力し、災害対策本部設置運営訓練を実施することとしてします。
 今後も、着実に浸水対策を進め、防災・減災対策にしっかりと取り組み、災害に強いまちを目指してまいります。
 引き続き、市民の皆さまの、ご理解、ご協力をお願い申し上げます。

 


記者クラブからの質問

(1)「明治日本の産業革命遺産」登録10周年記念イベントについて




 2015年に「宮原坑」、「三池炭鉱専用鉄道敷跡」、「三池港」を構成資産に含む、「明治日本の産業革命遺産」が、ユネスコ世界文化遺産に登録されて以来、私たちはこの貴重な文化遺産の保全と継承に向けて、宮原坑第二竪坑巻揚機室の耐震補強工事を始め、市内全19校の小学生6年生を対象とした近代化遺産バス見学会など、様々な取組みを行って参りました。

 本年度、10周年という節目を迎えるにあたり、本市では改めてこの遺産の価値を広く発信し、市民の皆さまと共に、その魅力を再認識する機会としたいと考えています。

 10周年記念事業としましては、まず、三池炭鉱の世界遺産としての価値を再認識し、さらなる理解を深めるため、8月に福岡県と共同で、「10周年記念の集い」を開催します。

 「感謝 つなげていこう 次の10年」をテーマに、功労者表彰を始め、駛馬小の児童の皆さんによる世界遺産学習発表やパネル展示等を行い、各構成資産の歴史的意義を改めて紹介することとしています。併せて、有識者を招いて、シンポジウムを開催し、持続可能な保全や地域資源としての活用について、議論を深めてまいります。

 次に、地元の駛馬校区まちづくり協議会やシルバー人材センターの皆さまとともに11月3日の文化の日に「宮原坑フェスタ」を開催します。

 この際には、特別に竪坑櫓の地下空間に通じる階段を使用して、実際に降りてもらう体験型イベントを始め、多彩なステージで、皆さんが楽しんでいただける内容を企画しております。

 また、このイベントに併せ、市内に点在する近代化遺産の各施設を効果的につなぎ、多くの資産を知ってもらうため、1日限定の無料周遊バス(大牟田駅発着)も運行する予定です。

 加えて、三池エリア(大牟田市、荒尾市、宇城市の構成資産)では、広報おおむた7月号で、「大牟田市、荒尾市、宇城市」との合同紙面による特集号を発行するほか、石炭を連想させる学校給食を三池エリアの3市で取組み、「三池エリア学校給食コラボ」を実施したいと考えています。

 全国では、「明治日本の産業革命遺産」の構成資産が所在する8県11市を回る「世界遺産カードラリー」も予定されております。

 また、本市独自のその他の取組みとして、大牟田地方ユネスコ協会との共催による「「私のおおむた世界遺産」絵画・ポスターコンクール」を始め、近代化遺産等を巡る「手ぬぐいスタンプラリー」、ランタンを鉄道敷跡に並べ、光の線路をイメージした「夜のランタン・フェス」の開催などを計画しています。

 さらに、10月から11月にかけての土日祝日には、石炭産業科学館や三井港倶楽部、三池港などを巡る電動バスの運行も検討中です。

 10周年記念事業を通じて、本市の世界文化遺産が、地域の誇りを高め、本市の魅力をさらに多くの方に知っていただける機会となることを期待しております。

 なお、各イベントの詳細については、今後、市のホームページや「広報おおむた」、報道発表などを通じて随時お知らせしてまいりますので、多くの方にご参加いただき、世界文化遺産を学び、楽しんでいただきたいと思います。

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