地元農家の方々の協力のもと田植えに挑戦しました!
上内小学校は、地域に開かれた教育活動の一環として、上内農地水環境保全委員会の方々にご協力いただき、地域の田んぼをお借りして米作りをしています。
6月3日、5年生の児童は、種のまき方を指導していただきました。はじめに育苗箱に水稲育苗培土を敷き、その上に種もみをまんべんなくまきました。次にその上から再び培土をまき、たっぷり水をかけた後、遮光ネットをかぶせました。その理由について、5月に理科で学習した植物の発芽条件を思い出した児童は、「直射日光を和らげ、水や空気を通すから、遮光ネットをかぶせるとよい!」と自信をもって発言していました。この日から、毎日たっぷり水をまき、種もみが発芽すると励ましの声をかけ、苗はすくすく育ちました。

水稲育苗培土を平らにならします

種もみをまんべんなくまきます

種もみの上から培土をかぶせます

じょうろでたっぷり水をかけます
6月17日、5・6年生の児童は、地域の田んぼで田植えをしました。まず、田んぼに入り土を柔らかくするところから始めました。5年生にとっては、地下足袋をはいて田んぼの中に入る初めての経験です。泥んこになりながら田んぼを走り回る経験は上内小学校ならではです。海外から祖父母の家に帰省している児童も一緒に楽しんでいました。
次に、一列に並び、手植えの説明を受けながら田植えをしました。間隔の目安となる目印に合わせて順に植えていきましたが、土の粘度によって歩きづらく、中腰での作業のため大変だったようです。それでも、JAみなみ筑後や保護者の方が見守る中、予定していた範囲に丁寧に苗を植えることができました。
最後に、上内農地水環境保全委員会のみなさんから「田んぼの管理は、おっちゃんたちに任せて!」と、力強い言葉をいただきました。このあと児童は、稲の成長を観察する学習を進め、10月ごろ稲刈りをします。11月に地域の方を招待して収穫祭を行い、その後、米の一部を販売予定です。
地域の方との米作りを通して、地域の自然や環境に関心を持ち、地域の方の努力や思いを知り、地域への誇りをもつ児童を育成します。
《お世話になった上内農地水環境保全委員会の皆さん》
境 利廣さん、西山 勝弘さん、上原 千代詞さん、中島 元彦さん、西山 康德さん、桜井 敏光さん、鳥巣 秀昭さん、中島 照章さん
子どもたちのために、ありがとうございました。