記者クラブからの質問
(1)参議院議員選挙の結果について
参議院議員選挙の結果への受け止めと市政への影響についてお尋ねします。
7月20日に行われた第27回参議院議員選挙におきましては、コメやガソリンをはじめとする物価・エネルギー高への対応や年金や少子化対策などの社会保障改革、あるいは、政治とカネを巡る問題など、多くの争点がありました。
選挙結果につきましては、自民・公明連立政権が衆議院と同様、参議院においても過半数を割る、いわゆる「少数与党」となり、予算案や法案の採決には、野党への丁寧な説明により、より幅広い協力を得ることが欠かせない状況になったと認識しております。
しかしながら、争点に掲げられた諸課題は、国民の生活に直結するものであり、政治的な空白を作ることなく、与党・野党がともに手を携え、国民の生活、そして、日本の将来のため、いま成すべきことにしっかりと取り組んでいただきたいと考えております。
私としましては、今後も引き続き国の動向を注視しつつ、国の施策に適切な対応を図りながら、市民生活の安定に努めてまいりたいと考えております。
(2)オスプレイについて
オスプレイに対する受け止めと今後の対応についてお尋ねします。
九州防衛局の資料によりますと、「今年7月9日に佐賀駐屯地を開設の上、同日よりオスプレイを運用する輸送航空隊がこれまでの木更津駐屯地から移駐するとともに、同機体を順次移駐させ、8月中旬には移駐を完了する予定」とされております。
今後の佐賀駐屯地におけるオスプレイ等の航空機の運用計画につきましては、今年の4月期において、佐賀市と佐賀県有明海漁協、JAさが、そして、柳川市との間における事前協議の結果、「運用計画について異議がない」旨回答がなされております。
当該運用計画におきましては、「雲や雨などにより、視界が妨げられる気象状態下における計器飛行を行う際」、あるいは、「九州内の各演習場への飛行経路」の一例として、大牟田市の上空を飛行する経路イメージが示されておりますが、佐賀空港に配備後のオスプレイの飛行に関しましては、多くの自治体にも関係する、広域的な問題でありますことから、国の責任において、国民の不安払しょくに向け、しっかりとした対応を行って頂きたいと考えております。
オスプレイ配備後の運用におきましては、飛行の安全確保を最優先に、万全を期して頂きますとともに、本市としましても、福岡県の情報連絡会などを通じて、必要とされる情報を把握してまいりたいと考えております。
(3)道の駅「おおむた」花ぷらす館について
道の駅は指定管理者が変わったが、どのような状況かお尋ねします。
道の駅「おおむた」花ぷらす館につきましては、(株)リフォルマを新たに指定管理者として指定し、その後、開店準備を整えられ、4月17日からフルオープンとなりました。
令和7年4月から6月までの実績としましては、来館者数が、約39,900人、売上が約2,041万円となっております。
新しく新しく指定管理者となった(株)リフォルマにおかれては、これまで農産品売り場として活用されていた場所を休憩スペースとして充実されたほか自由に弾けるピアノの設置など来館者へのおもてなしに力を入れておられます。
あわせて、4月のフルオープン以降、スイーツ販売の充実をはじめ、花や植物の展示・販売の拡充、大牟田市商品開発販路開拓支援事業によって新しく作られた「大牟田みやげ」の販売開始、SNSでの積極的な情報発信などの新たな取組みも進められております。
また、「道の駅」の魅力のひとつである、新鮮で安価な農産品等の品揃えの増加に向けて、農産物やお土産品の出荷者と継続して協議が行われるとともに、新たな商品の仕入れルートの開拓にも取り組まれております。このことにより、徐々に農産品等の品揃えの充実が図られてきております。
新たな指定管理者の有するノウハウやアイディアを活かし、これらの取組みを着実に進めていただくことで、施設の魅力が高まり、市内外から多くの方に訪れていただく道の駅となっていくことを期待しています。
その他