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福岡県の感染症流行状況

最終更新日:

福岡県内の感染症について

感染症が発生したとき、診断した医師は『最寄りの保健所』に届ける必要があります。


福岡県内の保健所「保健福祉(環境)事務所」

福岡市、北九州市、久留米市を除いた、県内の保健所はすべて福岡県の管轄です。

福岡県が管轄する保健所は「筑紫」「粕屋」「糸島」「宗像・遠賀」「嘉穂・鞍手」「田川」「北筑後」「南筑後」「京築」の9箇所あります。


福岡県の保健所一覧別ウィンドウで開きます(福岡県ホームページ)


大牟田市内で感染症が発生した場合は南筑後保健所に届け出します。


福岡県内で流行している感染症:令和7年第36週(令和7年9月1日~令和7年9月7日)

福岡県内の感染症の発生状況は県のホームページよりご確認いただけます。

最新の情報は毎週木曜日のお昼前に更新されるため、その情報を基にこのページも更新します。

福岡県感染症情報別ウィンドウで開きます(福岡県ホームページ)


伝染性紅斑(※警報)

ヒトパルボウイルスB19というウイルスに感染することで発症する疾患です。
小児を中心にみられる流行性の発しん性の病気です。
両頬がリンゴのように赤くなることから、「リンゴ病」と呼ばれることがあります。
妊婦が感染すると、胎盤を通して胎児にも感染します。
胎児が感染すると、胎児水腫などの重篤な状態や、流産のリスクになります。
以下の症状が現れた場合や、周囲に伝染性紅斑の人がいる場合は、妊婦健診の際に、医師へご相談ください。


主な症状

約10日~20日の潜伏期間の後、微熱やかぜの症状がみられ、その後、両頬に蝶の羽のような赤い発しん(紅斑)が現れます。
その後、体や手足に網目状の発しんが広がりますが、これらの発しんは1週間程度で消失します。
成人が感染すると関節痛や頭痛などの症状も出ることがありますが、ほとんどは合併症を起こすことなく、自然に回復します。

感染経路

微熱などの風邪症状がみられる時期に最も感染力が強くなり、そのときの咳の飛まつを吸い込むことや感染者と接触することで感染することが知られています。
発しんが現れる頃にはウイルスの排出はほとんどなく、感染力はほぼ失われているといわれています。

予防・治療法

伝染性紅斑に対するワクチンや特効薬などはありません。
症状に応じた対症療法を実施します。
予防のために、風邪症状がある人は咳やくしゃみをするときに口と鼻をハンカチ等で覆い「咳エチケット」を心がける必要があります。


麻しん

 麻しんウイルスに感染することで発症する全身感染症です。

福岡県内で感染者が散発しています。
以下の症状が現れた場合は医療機関へご相談のうえ、受診してください。


主な症状

約10日の潜伏期間の後、発熱、咳、鼻水、目の充血といった風邪の症状がみられます。
2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発しんが現れます。
肺炎や中耳炎を合併しやすく、1,000人に1人の割合で脳炎を発症する恐れがあります。
ほかにも10万人に1人の割合で感染後、数年から十数年経過した後に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と呼ばれる予後不良な合併症を引き起こす恐れがあります。

感染経路

麻しんウイルスは空気感染、飛沫感染、接触感染と多岐にわたる感染経路をもち、感染力が非常に強いといわれています。
感染者が発症する1日前から解熱後3日間経過するまで他人に感染する恐れがあります。

予防・治療法

麻しんに対する特効薬はありません。発熱に対する解熱剤など、対症療法を実施します。
予防手段はワクチンしかないため、定期接種の対象者は早い時期の接種をご検討ください。

百日咳

百日咳菌の感染によって、特有のけいれん性の激しい咳発作(痙咳発作)を特徴とする急性の気道感染症です。
乳児期に感染すると重症化しやすく、肺炎・脳症を合併し、まれに死に至ることがあります。
全国で感染者が増大しています。
以下の症状が現れた場合は医療機関へご相談のうえ、受診してください。


主な症状

全期間で3期間に分かれ、2~3か月で回復すると言われています。

  1. カタル期(約2週間持続):かぜ症状で始まり、次第に咳の回数が増えて激しくなります。
  2. 痙咳期(カタル期の後に約2~3週間持続):次第に特徴のある発作性けいれん性の咳(痙咳)となります。夜間の発作が多いとされていますが、年齢が小さいほど症状は多様となります。乳児期は特徴的な咳がなく、単に息を止めているような無呼吸性発作からチアノーゼ(顔・唇・爪の色が紫に見えること)、けいれん、呼吸停止と進展することがあります。また、肺炎や脳症の合併症を引き起こす恐れがあり注意が必要です。
  3. 回復期:激しい咳は次第に減衰し、2~3週間で認められなくなります。成人の場合は咳が長期間にわたることがありますが、典型的な発作性の咳を示すことはなく、やがて回復に向かいます。全期間で2~3か月で回復します。

感染経路

鼻咽頭や気道からの分泌物による飛沫感染。
感染者との接触による接触感染。

予防・治療法

ワクチン(五種混合・三種混合)が有効な予防法とされています。定期接種の対象者は早い時期の接種をご検討ください。
生後6月以上の者は抗菌薬による治療が検討されます。また、咳が激しいときは咳止め等の対症療法が行われる場合があります。
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