「空き家と相続について」開催レポート
相続登記義務化など法改正のポイントを中心とした家の終活セミナー「空き家と相続について」を、令和7年8月31日(日)にえるるにて開催しました!
定員50名のところ49名もの方々に参加いただき、人や家の終活について学びました。
講師は福岡県司法書士会の澤和宏先生。
令和6年4月1日より相続登記の義務化が始まっていますので、施行日以前に相続していた場合はいつまでに手続きをすべきなのか? 遺産分割協議がまとまらない場合にはどうしたらいいのか? などのポイントを解説してもらいました。
このような諸手続では、戸籍謄本などの提出書類がつきものですが・・・。戸籍謄本等の広域交付制度が令和6年3月1日から始まり、今は最寄りの市区町村でまとめて請求が可能なので、その際の注意点含め案内がありました。
また、令和5年4月1日からは相隣関係の改正も行われています。越境してきた竹木の「枝」を切り取ることができる”条件”や隣地使用権などについても知ることができました。
そして元気なうちにできる予防策として(1)生前贈与(2)遺言書の作成(3)家族信託があるとのアドバイスをもらいました。
講話のあとは、大牟田市で取り組んでいる補助事業などの案内を行いました。
会場内での質疑応答では「相続の順位は?」「国庫帰属制度の負担金はどのくらいになるのか?」など具体的な質問が飛び交いました。
また、受講アンケートには「セミナーに参加して、いろんな相談の仕方があるんだと知れたので、気持ちが少し楽になりました」との嬉しい感想から「家財処分をすませた空き家があるが、ずっと除草作業をしています。子どもには背負わせたくないので、今のうちに処分したいです」などの切実な悩みが多数寄せられました。
元気なうちに先々の準備ができるよう、次年度もこのような家の終活セミナーを継続予定です。
告知の際にはふるってご参加ください!
【参照チラシ】