4年生が大牟田の絵本作りに挑戦しました!
大牟田市ともだちや絵本美術館では、令和3年10月の開館以来、「みんなで育てる美術館」というコンセプトにもとづいて、アートやデザインの分野で活躍するクリエイターと協働しながら、動物や地域の歴史にちなんだ絵本をつくられています。
これまでに、それぞれの学校が学びの特色を活かして「大牟田の絵本づくり」を行ってきました。
開館オープニングイベント
上内小学校4年生
「はじまりの絵本」
開館1周年記念
大牟田中央小学校5年生
「サバンナモンキーは何が好き?」
開館2周年記念
中友小学校4年生
「その算なーに」
開館3周年記念
駛馬小学校4年生
「たったひとりの宮原坑くん」
そして、今年度はみなと小学校の4年生が絵本作りに挑戦します。
9月18日(木)、みなと小学校のランチルームで絵本づくりのワークショップが行われました。進行を務めたのは、館長の岡 大輔さん、建築家の遠藤 幹子さん、デザイナーの計盛 政利さん、そして、岡 真由子さんです。楽しいトークに、子どもたちはあっという間に引き込まれていきました。
物語の舞台は、みなと小学校区にある三池港。三池港の歴史や役割、中国・ベトナム・インドとのつながりなどについて、大牟田市立図書館長の山田 元樹さんがクイズを交えながら分かりやすく説明してくださいました。途中、三池港に初めて外国船が入港した時の映像を観たり、タブレット端末を使って「大牟田市デジタルアーカイブ」で鳥瞰図を見ながら、現在のみなと小学校の位置を確認したりと、貴重な体験が盛りだくさんでした。
今回の絵本の主人公は「スナメリ」です。有明海とスナメリの関係や、スナメリの生態について岡さんからお話を聞きました。登場人物は、児童が3年生の時に学んだ有明海の生き物です。自分たちが3年生の時に描いたシオマネキやムツゴロウの絵がサプライズで画面に映し出されると歓声が上がりました。
最後のグループワークでは「もし自分がスナメリだったら」というテーマで交流を行いました。どんなキャラクターとしてスナメリを描くか、アイデアを付箋に書き出し、言葉で表現しました。
次回のワークショップは10月23日(木)に予定されています。それまでにスタッフの皆さんが児童のアイデアをもとに主人公のキャラクターをまとめてくださいます。そのキャラクターをもとに、みんなで物語をつくり、挿絵も完成させて2月の学習発表会で披露する予定です。
完成がとても楽しみです。スタッフの皆さん、これからもよろしくお願いします。